「レッド1枚でクビ?」 頭キック→退場の中国人DF“即刻解雇”が波紋、前代未聞の処分に海外衝撃「どういうルールだ」
広州FCの中国人DFグアン・ハオジン、危険プレーが引き金で解雇処分に
中国1部広州FCの中国人DFグアン・ハオジンが犯した危険プレーに、クラブが即刻解雇とした処分が波紋を広げている。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で起きたこの衝撃の事件に、海外メディアは「レッドカード1枚でクビ?」と、驚きを持って報じている。
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問題となったのは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1戦ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)戦(0-5)で起きたプレーだ。後半25分、広州FCのDFグアン・ハオジンは相手FWベルグソンともつれてピッチに倒れ込んだ際、後方から相手の頭に向かって左足キックを見舞った。
この悪質なプレーに対し、主審は即座にレッドカードを提示。すると広州FCは4月16日、公式サイトで「グアン・ハオジンは試合中に重大なファウルを犯し、クラブルールの深刻な違反となるレッドカードを科されて、一発退場させられた。厳格に管理し、同じ未来を避けるために、クラブは次のことを決定した。グアン・ハオジンに即時追放のペナルティーを与える」と、即刻解雇を発表した。
この処罰が波紋を広げ、海外メディアも驚きを隠せずにいる。香港紙「明報新聞網」は「レッドカード1枚でクビ? グアン・ハオジンは故意のファウルで退場、重大なチームルール違反で即解雇となった。選手は個人のSNSでこのファウルは『行為を止められなかった一瞬の失敗』であるとし、処分を受け入れると述べた」と、前代未聞の処分に首をかしげている。
記事では多くの記者、スポーツジャーナリストからこの処分に対する異論が噴出したことも綴られ、ジャーナリストのニウ・ジミン氏による「良いプレーができないと解雇? これはどういうルールなんだ? 契約はお飾りなのか?」とのコメントも紹介。悪質なプレーは許されるものではないが、クラブの非情な対応が議論へ発展していた。