アギーレ監督、マジョルカ久保&イ・ガンイン“同時起用”に言及 「得るものがある」
エルチェ戦の後半頭から出場、チームは0-3完敗
スペイン1部マジョルカは4月16日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ第32節でエルチェと対戦し、0-3で敗れた。日本代表MF久保建英はベンチスタートとなり、後半から出場している。ハビエル・アギーレ監督は、久保と韓国代表FWイ・ガンインを後半から同時起用したことへコメントした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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試合前、17位のマジョルカと15位のエルチェの勝ち点差は「3」。両チームにとって、なんとしても勝利したい一戦だったが、試合は前半42分にエルチェが先制する。1点のビハインドを負ったことで、アギーレ監督は後半開始時から久保とイ・ガンインを2列目に投入して、攻撃的な試合運びを見せた。
久保がゴールに迫る場面もあったがマジョルカは得点できず、逆にエルチェは、イ・ガンインのオウンゴールなどで2点を追加。最終的にマジョルカは0-3のスコアで、1部残留に向けて重要な一戦を落としてしまった。
アギーレ監督は、試合について「結果は、私が見た内容とは異なるものになった。私たちのGKは、後半に2度しかプレー機会がなかった。0-1となってから主導権を握ることはできたが、エルチェが試合をモノにした」と、感想を語っている。
前任のルイス・ガルシア監督は、久保とイ・ガンインをほとんど同時起用することはなかった。今回、アジア人2選手に加え、後半11分までセネガル代表FWアマト・エンディアイエを並べたことについてアギーレ監督は、「アマトとイ・ガンインとクボを同時に起用することで、得るものがある一方で、失うものもある」と、リードされたことで攻撃的に戦う必要があったと説明した。
さらに、久保とイ・ガンインについて「彼らは積極的で、利き足で良いプレーをする。だが、サッカーは攻撃と守備の両面がある。彼らは若く、良い選手で、ハードワークをする。プレー時間を得るのに値するが、バランスを崩して良い時間を見つけないといけない。彼らのパフォーマンスについては、満足している」と、後半の45分間をプレーした2人へ一定の評価を下している。
この敗戦によって、今節で降格圏に入る可能性も出てきたマジョルカ。残りのシーズンで、久保とイ・ガンインが揃ってプレーする機会が、増えていくかもしれない。