ブラジル戦0-2完敗に手倉森J主将・遠藤「後半のような戦いを…」 直面した課題の解決なるか

「いい相手と間違いなくできた」

 後半に入って8分に相手のパスミスをカットしたところから決定機を作ったが、FW興梠慎三(浦和)のラストパスを受けたMF中島翔哉(FC東京)が相手GKとの1対1を決められず。同11分にも中島が放ったミドルシュートはクロスバーの上に飛んだ。約10分間ほどの日本がボールを持って攻撃を仕掛けられる時間帯でゴールを奪えなかったが、劣勢になることは織り込み済みだった戦いの中で、後半に限れば無失点で終えている。

「いい相手と間違いなくできたと思います。無失点で抑えられれば自信になりましたけど、自分たちがやっているサッカーを信じて、まず一戦目を戦えればと思います。後半のような戦いを前半もできるようにしたい」

 現地時間8月4日には本大会初戦のナイジェリア戦を迎える。アンダー世代ではアジアの壁に阻まれて世界大会への出場権を逃し続けてきたものの、集大成となるこの五輪代表ではアジアでの戦いを全勝で突破した。そうした逆境から成長してきたチームを支えてきたキャプテンは、直前のテストマッチで得た課題を生かして本大会へ向かう気構えでいる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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