マジョルカ久保、エルチェ戦の敗因分析 ドリブル&パスで見せ場も「良いプレーだけでは価値ない」
エルチェ戦の後半頭から途中出場、好プレー見せるも0-3で完敗
スペイン1部マジョルカは4月16日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ第32節でエルチェと対戦し、0-3で敗れた。後半開始からピッチに立ち、ドリブルやパスで見せ場を作った日本代表MF久保建英は試合後、この一戦を振り返り「良いプレーをしても何の価値もない」と見解を述べている。
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前節終了時点で17位と、降格圏が目前に迫っているマジョルカは敵地でエルチェと対戦。前半42分に先制を許す苦しい展開のなかで後半頭から久保と韓国代表MFイ・ガンインを投入すると攻撃が活性し、後半10分には久保が味方とのパス交換からシュートを放つシーンも作った。
それでもゴールは遠く、後半13分にセットプレーから痛恨の2失点目、さらに同36分にはイ・ガンインの不運なオウンゴールで3失点を喫してしまう。同43分、ペナルティーエリア内から放った久保の左足シュートも相手GKエドガル・バディアの攻守に阻まれ、このまま0-3で敗れた。
再三のチャンスをモノにできなかった久保は試合後、この一戦を分析。インタビューの様子がマジョルカの公式YouTubeチャンネルで公開され「まずシーズンのこの時期には結果が伴わない形で良いプレーをしても何の価値もない。後半僕らはとても良いプレーをしたと思う。それがピッチにいた僕が持った感覚」と振り返っている。
さらに「僕らには複数のチャンスがあり、僕が2つ、サルバ(・セビージャ)はもう少しで得点するところだった。3対3で引き分けることができた。僕らは良いプレーをした」と、チャンスを決め切れなかったことを指摘。残留争を強いられているなかで勝利を掴めなかったことを悔いた。
勝ち点を伸ばせなかったマジョルカは、降格圏(18位)に沈むカディスと勝ち点1差(同29)と、依然厳しい状況。19日に控えるアラベス戦(第33節)に向けて「この試合でしくじるのは許されない。今日エルチェは僕らとの勝ち点差を6にしたが、僕らはアラベスとの差を10にし、決定的なダメージを与えるのを望んでいる」と、必勝を誓っていた。