クロップ痛恨… 22歳の正GK候補が骨折、昨季失態を重ねたミニョレに序盤戦の命運託す

不安定なミニョレが再び正守護神に

 当面はやはりミニョレが代役を務めることになりそうだ。昨季34試合に出場したベルギー代表GKはハイボールの処理に不安を残すなど批判にさらされることもしばしばだが、シュートへの反応速度はピカイチ。勝ち点を犠牲にする失態を犯す不安定な守護神に、序盤戦の命運を託すしかないのかもしれない。

 リバプールは今夏にアーセナル、ユベントスといったビッグクラブでのプレー経験を持つ39歳のベテランGKアレクサンダー・マニンガーを短期契約で獲得。プレシーズンマッチでは、交代選手の不足によってストライカーとしてトップチームデビューを飾って話題を集めた18歳のGKシャマル・ジョージも控えている。クロップ監督もバラエティー豊かなGK陣について語っている。

「我々にはとても豊富な経験を持つマニンガーと、非常に若いシャマル・ジョージがいる。(カリウスの負傷は)6、8、10週間くらいかかる。いずれにしろ、とてつもなく長い期間ではないが、決して良いことではない。シャマルやマニンガーについても情報を見ていくことになるだろう」

 クロップ体制2年目を迎えるリバプール。補強ポイントとされてきた左サイドバックではレスターの19歳DFベン・チルウェル獲得に動いたが、契約延長を果たしたために獲得を断念。左SBに万能型MFジェームズ・ミルナーをコンバートして、急場をしのぐプランも浮上している。守備面に不安が露呈しているチームで、稀代の名将はどんな手綱さばきを見せるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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