ACLグループステージ初戦、日本勢は2勝1分スタート 対戦クラブ辞退の神戸は次節で初陣へ

ACLグループステージ初戦を振り返る【写真:Getty Images & 高橋 学 & (C)AFC】
ACLグループステージ初戦を振り返る【写真:Getty Images & 高橋 学 & (C)AFC】

川崎は終盤に追いついて引き分けスタート 浦和と横浜FMは初戦で白星

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は4月15日と16日にグループステージ開幕節の試合が行われ、日本勢はまずまずのスタートを切った。

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 今季のACLは、昨季と同様に4チームが5組に別れ、各組がホーム&アウェーではなくセントラル(集中開催)方式で行われる。日本からは昨季リーグ王者の川崎フロンターレ、天皇杯優勝の浦和レッズ、リーグ2位の横浜F・マリノス、リーグ3位のヴィッセル神戸が出場している。

 まず、4月15日には川崎と浦和が登場。グループ内で最大のライバルと目され、昨季も16強で対戦した蔚山現代(韓国)と対戦した川崎は、ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和でプレー経験を持つFWレオナルドのゴールで先制を許す苦しい展開に。長めでボールスピードを殺す芝生にも苦戦した川崎だが、後半終了間際にコーナーキックのこぼれ球をDF車屋紳太郎が蹴り込んで同点ゴール。1-1の引き分けに持ち込み、敗戦スタートを免れた。

 浦和はライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)と対戦すると、前半早い時間帯にFWキャスパー・ユンカーとMF江坂任が連続ゴール。さらにMFダヴィド・モーベルグも強烈ミドルを決めた。モーベルグのオウンゴールで1点を許したものの、後半開始直後にもMF松尾佑介が追加点を奪って4-1の快勝劇で好スタートを切った。

 16日は横浜F・マリノスがホアンアイン・ザライFC(ベトナム)と対戦。開催国の大声援に包まれる完全アウェーの環境下で、横浜FMはFWレオ・セアラが2ゴール。その後もハットトリックを達成するチャンスもありながら決めきれずにいると、逆にコーナーキックから失点した。後半の半ば過ぎは高温多湿な環境下で運動量も厳しく、オープンな攻め合いで冷や汗をかく場面も多くあったものの、なんとか2-1で逃げきって白星スタートに成功した。

 神戸の入る組では、大会直前になって政府のロックダウン政策により上海ポートFC(中国)が出場辞退したため、急遽3チームグループでの実施になった。すでに開催地のタイ入りをしている神戸だが、この日に予定されていた試合はなくなり、調整を重ねて19日に傑志(香港)との初戦に臨む。

 5組に分かれるグループステージのため、首位は確実に決勝トーナメントに進めるものの2位は5組のうち上位3チームのみが突破。それだけに首位を確保することの意味が大きくなっている。川崎、浦和、横浜は韓国勢との一騎打ちが予想されるが、神戸を含め4チーム揃っての突破が期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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