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マンU帰還が近づくポグバ 米メディアが過去の「高額買い戻し移籍トップ5」を紹介
モラタの11億円買い戻しはお買い得価格
3位は元フランス代表FWニコラ・アネルカ。1996年にパリ・サンジェルマン(PSG)から、18歳の新鋭としては当時異例の高額となった60万ポンド(約8100万円)でアーセナルに移籍した。その後レアル・マドリード移籍を経て、2000年に2200万ポンド(約30億円)でPSGに復帰していた。買い戻しの差額は「約29億円」となっている。
4位はチェルシーのセルビア代表MFネマニャ・マティッチ。チェルシーは2011年にブラジル代表DFダビド・ルイスを獲得する条件の一部で、ベンフィカにマティッチを譲渡。2014年1月に成長したマティッチを2100万ポンド(約28億円)で買い戻していた。石油王のオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏のオイルマネーに潤うロンドンの強豪にとっては「約28億円」の損失は痛くもかゆくもないのかもしれない。
5位はレアル・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタ。2014年にユベントスは1700万ポンド(約23億円)の移籍金でレアルの下部組織出身のストライカーを獲得。大一番での強さを誇るモラタは、6月21日にレアルが買い戻しオプション行使を発表した。買い戻し額は2550万ポンド(約34億円)で差額は「約11億円」。もっともナポリからユベントスに移籍したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの移籍金9000万ユーロ(約105億円)など、今夏のトップクラスのストライカーの移籍金高騰は尋常ではないため、スペイン代表のエースに成長したモラタを11億円の損失で買い戻せたのなら、お買い得と言えるかもしれない。
セスクやアネルカのように、出戻り後に期待通りの活躍ができずに再び古巣を去るという高額買い戻しの失敗例も存在する。154億円という世界最高額の出戻り男になりそうなポグバは、成功例になるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images