ケイン、名門ユナイテッド入りは消滅? “旧知”の監督招聘が鍵か「可能性は極めて低い」
かつて指導を受けたポチェッティーノ監督の動向が去就に影響?
トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインはマンチェスター・ユナイテッドからの関心を断ち切り、トッテナムに残留を決断したと英紙「デイリー・ミラー」が報じた。ユナイテッドの監督人事も影響を及ぼしているようだ。
レポートによれば、ケインはアントニオ・コンテ監督の下でチームが好調を取り戻したこともあり、トッテナムの残留を決断。マンチェスター・シティへの移籍に揺れた昨夏に続いて、今夏はマン・ユナイテッドがケインへの関心を強めているが、29歳のストライカーが「トッテナムを去る可能性は極めて低くなった」という。
マンUはラルフ・ラングニック暫定監督に代わる新監督選びに着手しており、現時点ではアヤックスのエリック・テン・ハフ監督が決定的と言われている。しかし、この監督人事もケインのマンチェスター行きの可能性を薄める要因となっているようだ。
記事では、ケインの去就について「エリック・テン・ハフではなく、マウリシオ・ポチェッティーノが監督に就任すれば、この夏にも移籍を熱望していただろう」との指摘がされている。テン・ハフ監督と並ぶ有力候補だったポチェッティーノ監督(現パリ・サンジェルマン)はかつてトッテナムで指揮を執り、ケインとは旧知の仲。「たとえチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したとしても、ポチェッティーノを招聘できれば、ケインをオールド・トラフォードに迎えるチャンスはあったかもしれない」と2人の再会が重要なポイントとして挙げられている。
リーグ戦4連勝中のトッテナムは現在4位につける一方で、マン・ユナイテッドは前節エバートンに敗れて7位のまま足踏み。CL出場権という重要なファクターからも遠ざかっている。ポチェッティーノ監督の招聘がなければ、ケインの獲得も夢と消えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)