フランクフルト、バルサに”衝撃”勝利で地元大興奮 鎌田大地はアシストで勝利貢献「歴史に残る」

バルセロナに勝利したフランクフルト【写真:Getty Imaegs】
バルセロナに勝利したフランクフルト【写真:Getty Imaegs】

鎌田大地、長谷部誠が所属するフランクフルトがバルサに勝利する大金星

 MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルトは現地時間4月14日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝の敵地第2戦でバルセロナに3-2で勝利を収め、準決勝進出を果たした。この“予想外”の金星を地元メディアが称賛している。鎌田は先発フル出場、長谷部は後半アディショナルタイム9分から途中出場した。

 本拠地での第1戦を1-1のドローで終えていたフランクフルト。チャンピオンズリーグ敗退からELの戦いに回ったバルセロナはシーズン序盤こそ不調だったが、シャビ・エルナンデス監督就任後に復調しており、タレントの量と質から見ても間違いなく優勝候補の1つだった。

 しかし、フランクフルトはそんな相手に臆することなく、しかも敵地カンプ・ノウで“ブラウグラナ”を圧倒してみせた。前半4分にFWフィリップ・コスティッチがPKを決めて先制すると、同36分にはFWラファエル・ボレのミドルシュートで追加点を奪った。そして後半22分には中央でボールを受けた鎌田のアシストからコスティッチが2点目を奪い、3-0とリードを広げた。

 10分以上の長いアディショナルタイムの間に退場者を出し、立て続けに2失点も喫したフランクフルトだが、1点差を守りきって勝利。2試合合計スコア4-3で準決勝への切符を手にした。

 ドイツ紙「キッカー」は「息をのむような試合展開と素晴らしい戦いぶり」とレポート。「この夜の出来事は歴史に残るだろう」とバルサ撃破の衝撃を伝えた。

 また、ドイツ紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」も「大きなセンセーションを巻き起こした」とフランクフルトの快挙を称えた。同紙はフランクフルトのGKケビン・トラップの「(フランクフルトの勝利を)誰も予想していなかった。みんなバルセロナによって我々がスタジアムから追い出されると思っていた」とのコメントを伝え、戦前の予想を裏切る結果だったことを強調した。

 アウェーながら多くのフランクフルトサポーターもスタジアムに駆けつけて選手を後押しした。サプライズを起こしたフランクフルトはこのままELトロフィーを獲得することができるだろうか。準決勝ではイングランドのウェストハムと対戦する。

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