浦和ロドリゲス監督、ACLグループ初戦へ会見 国内リーグで苦戦も「希望抱いている」
4月15日(現地時間)にグループリーグ開幕、初戦ライオンシティ戦へ意気込み
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督と主将のGK西川周作が、4月15日(現地時間)に開幕するAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の初戦ライオンシティ・セーラーズ(シンガポール)戦の前日会見に出席。ロドリゲス監督は「大きなモチベーションを抱いてこの大会に臨んでいます」と話した。
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浦和は昨季の天皇杯を制して、過去2回優勝経験のあるアジアの舞台へ3年ぶりに返り咲いた。新型コロナウイルスの影響によるセントラル開催が続くACLで、浦和の試合はタイで開催される。ロドリゲス監督はタイでも指導経験を持つが、過去のACLではプレーオフ進出が最高成績。それだけにモチベーションの高さを語っている。
「私にとってはプレッシャーというより、喜びや期待が大きいと思っています。まずはこのグループを突破すると同時に、我々は天皇杯を制してここにいるわけですが、大きなモチベーションを抱いてこの大会に臨んでいます。この大会を通してしっかりと良いプレーをしながら、成長していくことに希望を抱いています」
浦和はリーグ戦の10試合を終えて勝ち点10と、苦しい序盤戦を終えてACLに乗り込む。そのチーム状態を指揮官は「今季はJ1リーグでなかなか勝利することができていませんが、小さなディテールの部分で勝てていないということですし、相手を上回っている試合のほうが多い」として、「チームとしては非常に良い状態です。スタイルの部分もさらに強化しつつ、この大会を進めていければ」と展望を話した。
12日にタイ入りした浦和は、連日30度を超える気候のなかで調整して大会に臨む。中2日で6試合を行う過密日程を総力戦で乗り切ることが求められる。初戦の相手となるライオンシティは、浦和と大邱FC(韓国)が首位争いの中心になりそうなグループ内でのダークホースと目される。
ロドリゲス監督は初戦に向け「はっきりとスタイルを持っているチームだと思います。4-3-3でプレーし、前線にはターゲットになる選手がいて、国内では違いを作れる強さを持ったチームだと思っています」と分析。元韓国代表で198センチの長身FWキム・シンウクへのマークが重要になりそうだ。
西川は前日のオンライン取材でも初戦の大切さを強調していたが、この日の会見でも「明日の初戦は全員でとにかく勝つことを目指し、今日も良い準備をしたい」と話した。勢いをつけるためにも重要な一戦で、浦和の勝利が期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)