名手イニエスタが「2部でプレーの可能性」と海外驚き キャリア初の“汚点”を懸念「前例のない事態」
神戸が大不振、キャリア初の残留争いに巻き込まれる可能性を指摘
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタについて、母国の有力紙「AS」が「選手生活の中で最大の難関に直面している」とレポート。リーグ戦の序盤で大不振に陥っているチームとともに、キャリア初の残留争いに巻き込まれる可能性を指摘している。
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神戸はリーグ開幕10試合を終え、4分6敗と勝利がない。すでに三浦淳寛監督が解任され、リュイス・プラナグマ暫定監督を経てミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が就任した。その状況を「すでに3人の監督がベンチに座った」と指摘したレポートで、母国のスターであるイニエスタについて触れている。
「イニエスタは、選手生活の中で最大の難関に直面している。降格を避けるために苦労したことはなかった。キャリアにおいて前例のない事態に巻き込まれた。2019年には天皇杯、2020年にはスーパーカップを制し、さらにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝にも進出するなど、ヴィッセル神戸の主要な成功のすべてにおいて重要な役割を担ってきた。彼は、残留争いに自分の名前を刻まないためにも最大限の努力をしていることだろう」
18年夏にバルセロナからやってきたイニエスタは、神戸のホームゲームだけでなく、アウェーゲームで対戦相手の試合チケットが完売を連発する一大ムーブメントを巻き起こした。さらに天皇杯はクラブの初タイトルであり、神戸が強豪として認知されつつある現状においてイニエスタ効果は間違いなく存在している。
記事では「2023年12月まで契約を延長し、最悪の場合、2部リーグでプレーすることになるかもしれない」とも指摘。また、ホンジュラス紙「diez」でも「イニエスタの偉大なキャリアは、ヴィッセル神戸の降格が実現すれば、汚点を残すことになるかもしれない」と注目されるなど、バルセロナのレジェンドであるだけでなく、スペインにワールドカップ初制覇をもたらしたイニエスタを擁する神戸の動向は、スペインからも心配の目で見られているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)