C・ロナウドは「慎重にならざるを得ない」 “暴行疑惑”で沈黙の現状に海外言及「隠れることを余儀なくされた」
練習場から去る際、メディアを避けるように車の後部座席に乗車
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間4月9日のプレミアリーグ第32節エバートン戦(0-1)後、少年ファンの携帯スマートフォンを叩き落としたとされた行為の影響で多くの批判を浴びた。騒動以降、人目を避けるように公の場にはほとんど姿を現しておらず、海外メディアは「隠れることを余儀なくされた」と伝えている。
ロナウドはフル出場しながら今季8敗目を喫したエバートン戦後、ファンが集った選手用トンネルを抜けようとしたロナウドが、1人のファンの携帯電話を叩き壊したかのような振る舞いを見せ、その瞬間の動画がSNS上で拡散された。
ロナウドは自身のインスタグラム上で、「私の怒りにまかせた行為を謝罪し、可能であれば、フェアプレーとスポーツマンシップの証しとして、このサポーターをオールド・トラフォードでの試合観戦に招待したいと思う」と謝罪文を掲載したが、エバートンファンの少年ジェイコブ・ハーディングくんとその母親サラ・ケリーさんはその申し出を拒否。サラ・ケリーさんは「息子は自閉症の男の子で、サッカー選手から暴行を受けた。母親としてそう思う」と怒りを露わにしていた。
英紙「デイリー・メール」では、練習場から去る際、車の後部座席に隠れるように座るロナウドを、「カメラを回避するために最善を尽くした」とレポート。また、フランスのサッカー専門誌「Onze Mondial」は「スキャンダルに直面し、クリスティアーノ・ロナウドは隠れることを余儀なくされた」と見出しを打ち、「ロナウドはインスタグラムでの謝罪以来、何も発信せず、日常生活を送っている。イングランド国内で大きな論争になっており、彼は特に慎重にならざるを得ない。公の場、SNSのどちらでも、スキャンダルの危機管理をする必要がある」と、“沈黙”の理由を推察していた。