ACL参戦の注目プレーヤー、元日本代表の“Kリーガー”選出 「最も好調な選手の1人」
蔚山現代にレンタル移籍中のMF天野純、「見るべき選手」としてAFC選出
アジアの頂点を決める戦い、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区の開幕を目前に控え、アジアサッカー連盟(AFC)では「見るべき選手たち」と特集を組んでいる。その中では蔚山現代(韓国)の元日本代表MF天野純や、 ホーチミン・シティFC所属で水戸ホーリーホックに所属経験のあるFWグエン・コン・フオンもピックアップされている。
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天野は今季、横浜F・マリノスから蔚山へと期限付き移籍で加入。国内リーグで9試合を終えて勝ち点23で首位のチームで中心的な存在となり「Kリーグ1で最も好調な選手の1人」と称される。そして「Kリーグで8試合に出場して4ゴール1アシストと素晴らしいスタートを切った」と注目を集めている。
天野はマリノスで2020年大会に出場した経験も持つ。蔚山は川崎フロンターレと同組に入るが、日本人レフティーが繰り出すシュートとラストパスには警戒が必要だと言えそうだ。
また、16年に水戸へ期限付き移籍で加入していた「ベトナムのメッシ」こと、コン・フオンは母国のホアンアインから今大会に出場する。水戸ではJ2で5試合出場ノーゴールに終わったが、仁川ユナイテッドFC(韓国)やシント=トロイデン(ベルギー)にも所属した国際経験の豊かさが注目されている。
そのホアンアインのグループステージは、横浜FM、全北現代(韓国)とシドニーFC(オーストラリア)と同居。今季の東地区で屈指の厳しいグループになるが、ベトナム開催という地の利を生かして台風の目になれるか。
そのほかでは、ドイツ時代に日本代表MF原口元気とヘルタ・ベルリンでチームメイトだったオーストラリア代表MFマシュー・レッキーが、母国のメルボルン・シティに移籍して10年大会以来の出場になることが注目されている。
また、ヴィッセル神戸と同組の傑志(香港)では、モンテネグロ人FWデヤン・ダムヤノビッチが取り上げられている。40歳のストライカーは過去に北京国安(当時・中国)やFCソウル、水原三星(いずれも韓国)でACL出場を繰り返してきたアジアの大ベテラン。通算40得点の大会得点記録も保持するだけに、神戸も注意が必要だろう。
アジアでの大会だけに、日本と縁のある選手も多数出場する。日本勢の戦いと同様に、そうした個人レベルでの活躍も注目される。