「トンネル内のスキャンダル」 アトレティコ×マンC、警察介入の乱闘に海外注目「制御不能」
試合終盤の乱闘が収まらず、タイムアップ後もトンネル内で一触即発ムード
スペイン1部アトレティコ・マドリードは、現地時間4月13日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でイングランド1部マンチェスター・シティに0-0で引き分け、2戦合計スコア0-1でベスト8敗退となった。試合終盤には両チームの選手による乱闘が起き、タイムアップ後にもロッカールームに向かうトンネル内でさらにひと悶着あった様子に海外メディアが注目している。
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敵地での第1戦で0-1と敗れたアトレティコは、本拠地ワンダ・メトロポリターノでの第2戦で逆転突破を期したが、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスやフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンら主力がゴールを奪えず、スコアレスのままタイムアップ。2戦合計スコア0-1で敗退が決まった。
そのなかで、後半44分、アトレティコのブラジル代表DFフェリペがシティのイングランド代表MFフィル・フォーデンにタックルを仕掛け、交わされた背後から左足でキックを見舞ってファウル。2枚目のイエローカードで退場となったが、これが引き金となり、両チームの選手による乱闘に発展した。
アトレティコのモンテネグロ代表DFステファン・サビッチは、倒れたシティのフォーデンを引き起こそうとし、さらにベンチメンバーのイングランド代表MFジャック・グリーリッシュのうしろ髪を引っ張る暴挙に。もみ合いのなかで、サビッチがシティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングに頭突きを入れる瞬間も捉えられていたが、イエローカード提示にとどまった。
しかし、騒動はピッチ上だけでは収まらず、タイムアップ後も続いていたようだ。怒りの収まらないサビッチがシティの選手と言い合いながら引き上げていく後方で、出番のなかったアトレティコのクロアチア代表DFシメ・ヴルサリコがシティの選手・スタッフに向かってグローブを投げつけてヒートアップ。シティの元イングランド代表GKスコット・カーソン、後半28分に負傷交代していたDFイングランド代表DFカイル・ウォーカーに、今にも掴みかかりそうな勢いで、再び騒然となる状況となった。
ペルー紙「エル・コメルシオ」は「ワンダ・メトロポリターノのロッカーで乱闘」と見出しを打ち、「スペインの警察は、両チームの選手を引き離すために介入しないといけなかった。そのおかげで、事件はエスカレートしなかった」と言及。記事では、「シメ・ヴルサリコは完全に制御不能となり、カイル・ウォーカーに頭突きをすると脅した」とも触れられている。
また、ポーランドメディア「SPORT.PL」が「トンネル内のスキャンダル」と伝えれば、米誌「スポーツ・イラストレイテッド」も「カイル・ウォーカーに唾を吐いた?」と憶測するなど、大きな反響を呼んでいる。