韓国も6月にブラジルとの親善試合を計画 招待費3.8億円の“壁”に母国紙言及「問題はコスト」

現在FIFAランキング1位のブラジル代表【写真:Getty Images】
現在FIFAランキング1位のブラジル代表【写真:Getty Images】

オーストラリアでのアルゼンチン戦後、日本と韓国を訪問の流れで交渉か

 日本代表を率いる森保一監督は、4月11日に欧州視察中の現地から行った取材対応で、6月の親善試合でFIFAランク1位のブラジルとの対戦が交渉中であることを明かした。一方、韓国代表も王国とのテストマッチを計画しており、費用300万ドル(約3億8000万円)の両国折半の可能性があるという。韓国紙「東亜日報」が伝えた。

 日本はグループリーグで(W杯)優勝経験があるドイツ、スペインと同居するE組に入った。グループリーグ突破のためにも、本大会までに強豪と対戦しチーム力の強化が必要となる。そのなかで、森保監督は6月にブラジルと対戦を視野に現在交渉中であることを明かした。

 そのなかで、ポルトガル、ガーナ、ウルグアイと同じH組に入った韓国もブラジルとの対戦を交渉しているという。「東亜日報」は「韓日がともにブラジル戦実施へ」と見出しを打ち、ブラジル招待に向けた舞台裏をレポートしている。

「韓国と日本のカタールW杯“共同プロジェクト”が注目を集める。長年のライバルだが、いつも牙を向き合うわけではない。時には仲間として協力し、共同の目標を実現しようとする。代表的な例がテストマッチの計画だ。飛行機で1~2時間以内の地理条件がプラスに作用する。国際Aマッチの準備において、大韓サッカー協会と日本サッカー協会は果敢なコラボで“スパーリングパートナー”を確保しようとした。

 韓国と日本は6月にブラジルを招待する計画で、すでにブラジルサッカー協会と交渉が真っ只中だ。契約が成立すれば、ブラジルはオーストラリアでアルゼンチンと親善試合を終えたあと、韓国と日本を訪問する。問題はコストだ。ブラジル代表招待のギャランティは300万ドル(約3億8000万円)に達すると言われる。ここに飛行機代(ビジネスクラス)、宿泊代(5つ星ホテル)も追加される。これを韓日で折半する形が有力というのがサッカー界の言い習わしだ」

 ブラジルは6月、オーストラリアでアルゼンチンとテストマッチを行う可能性が報じられている。その流れで、東アジアの日本、韓国で試合を行う形を画策しているようだ。FIFAランク1位との貴重なテストマッチは、両国としてもぜひ実現させたいところだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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