「韓日戦が幻に消えた」 6月の“メモリアル親善試合”消滅の背景に韓国紙が言及
21年3月に続く韓日戦の開催は実現ならず
日本代表を率いる森保一監督は、4月11日に欧州視察中の現地から行った取材対応で、6月の親善試合でFIFAランク1位のブラジルとの対戦が交渉中であることを明かした。そのなかで、韓国メディアは日本との“韓日戦”が最終的に実現に至らなかったことを伝えている。
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日本はグループリーグで(W杯)優勝経験があるドイツ、スペインと同居するE組に入った。グループリーグ突破のためにも、本大会までに強豪と対戦しチーム力の強化が必要となる。そのなかで、森保監督は6月にブラジルと対戦を視野に現在交渉中であることを明かした。
韓国のスポーツ紙「スポーツ京郷」は4月12日、「日韓ワールドカップ20周年を記念して進めていた韓日戦が幻に消えたことが確認された」と6月のマッチメイクについてレポートしている。
「韓国国内のマッチエージェントによると、大韓サッカー協会は最大4試合の国際Aマッチを行える6月に、日本サッカー協会との協議のもと、一度は対戦を検討した。大韓サッカー協会の関係者も『昨年(21年)3月に続き、再び国際親善試合を計画したのは事実』としつつ、『日本側も肯定的な立場だったが、最終的になくなった』と話している」
記事によれば、7月に開催される予定のE-1選手権がネックになっているという。新型コロナウイルスの感染拡大もあり、大会が再延期となった場合は韓日戦実施で合意していたが、東アジアサッカー連盟(EAFF)の規定で大会前後3か月間は対戦が不可能。9月の実施も検討したが、同じく3か月間の部分で影響があるため、今年の韓日戦は諦めたとしている。
W杯に向けてマッチメイクも重要なポイントになるだけに、今後の両国の動向にも注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)