W杯“死の組”入りの日本、森保監督が明かす強敵攻略プラン ヒントは2年前のバイエルン「目指すべき戦い方」
第3戦の相手スペインには3バックを視野 フランクフルトやフランス代表がキー
求めるのはハードワークで相手を上回ること。隙を与えずに個の力を最大限に出し、組織力、連係で崩していくこと。残り7か月でさらにチームを強化していかなければならない。チーム作りの点では、フリック監督が作り上げたバイエルンが見本となるようだ。
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また、第3戦の相手スペインとの戦いにはどのように臨むのか。欧州視察内でフランクフルト対バルセロナを観戦した森保監督は“ヒント”を得たという。
「バルセロナのインサイドハーフや中盤をフランクフルトのシャドーがよく止めていて、自由にさせない部分が参考になると思った。ネーションズリーグ、去年の決勝でスペイン対フランスの対戦があり、フランスの戦い方は相手のビルドアップに対して3-4-1-2で完全に良さを消していくというものだった。東京五輪の時に(この方法を)考えていた。ただ、東京五輪の中ではスペイン代表とやって、4-2-3-1でも十分に相手が上手くいかなかった。ビルドアップで多少の後手は踏んだものの、相手の嫌がる守備をできたので、そのままでもいいかということで結局は使わなかった。そういうことも考えながら準備したい。良い守備という部分で、引いて守る守りだけの守備ではなく、相手の嫌がる守備がいかにできるか。奪って攻撃を仕掛けていける守備ができるかは考えたい」
スペイン戦では3バックも視野に入れながら、臨機応変にシステムを変更して相手のビルドアップを食い止める考えを明かした。東京五輪で戦った経験も生かしながら、勝ち点3を奪うプランを確立させる。史上初のベスト8へ――。今こそ森保ジャパンのレベルを上げる時だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)