J1月間ベストゴール…なぜ豪快オーバーヘッド弾は生まれた? 横浜FM實藤友紀が明かす真相

チームの雰囲気に手応え「誰が出てもF・マリノスのサッカーができている」

――それでは今シーズンのここまでのチームや實藤選手自身のパフォーマンスについても聞かせてください。横浜FMは現在4位で上位争いを続けています。チームの雰囲気はいかがですか?

【PR】ABEMA de DAZNで欧州サッカー生中継!伊東・鎌田ら注目の日本人選手所属クラブの試合を一部無料生中継!

「チームの雰囲気はすごくいいです。誰が出てもF・マリノスのサッカーができています。新しい選手も入ってきましたけど、この数か月間でF・マリノスのサッカーがチーム全体に浸透してきている。すごくいい状態だと思います。

 僕自身も出場した試合では常に持っているものすべてぶつけるつもりでプレーしています。今季はまだ(J1で)3試合しか出ていませんが、その試合の結果が1勝2分なので、もっと勝ちにつなげたいですね。まだまだこれから試合に絡んでいくことはあると思うので、自分が出た時にしっかりとチームが勝てるように準備していきたいなと思います」

――フィールドプレーヤーの中では最年長(33歳)です。そういった立場で心がけていることはありますか?

「実はF・マリノスでは加入した2020年の時点でフィールドプレーヤー最年長でした。一回り離れた選手がいるのを見ていると『あれ? 気づいたらもうこんな歳か』っていう感じですね(笑)。プレーの面で年齢を感じることはあまりないんですけど……傍から見たら歳を取ったと見えてしまうんですよね。でも、本当に若い選手にも負けないようにやろうっていう気持ちで毎日やっています」

――ありがとうございました。これからも實藤選手のスーパーゴールとチームを勝利に導く活躍を期待しています。最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

「こういった賞をF・マリノスという素晴らしいクラブで受賞できたことは光栄ですし、札幌戦の同点ゴールも選手みんなが諦めずゴールに向かった姿勢があってこそだったと思います。それを後押ししてくれたのは、現地に来てくれていたサポーターやDAZNで応援してくださったみなさんの存在です。

 みなさんの気持ちは選手に届いています。それがゴールという形につながったのは本当に嬉しいです。月間ベストゴール賞を今回の1回だけじゃなく、そして僕だけじゃないほかのF・マリノスの選手が受賞することでより一層盛り上がると思いますし、僕も次は勝利につながるゴールを決めたいと思います」

[プロフィール]
實藤友紀(さねとう・ゆうき)/1989年1月19日生まれ、徳島県出身。昭和イレブン-徳島FCリベリモ-富田中-城南高-高知大-川崎-福岡-横浜FM。もともとFWとしてプレーし、大学時代にDFへコンバート。確かな足元の技術を駆使し、最終ラインからビルドアップに貢献。スピードも備え、対人守備だけでなく、機を見た上がりで攻撃に厚みを加える。J1通算111試合6ゴール、J2通算81試合4ゴール。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング