J1月間ベストゴール…なぜ豪快オーバーヘッド弾は生まれた? 横浜FM實藤友紀が明かす真相

横浜FMのDF實藤友紀【写真:Getty Images】
横浜FMのDF實藤友紀【写真:Getty Images】

【独占インタビュー】2・3月度「明治安田生命J1リーグKONAMI月間ベストゴール」、實藤友紀が札幌戦で決めた一撃

 Jリーグでは各月のリーグ戦において最も優れたゴールを選定するなか、2・3月の「2022明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間ベストゴール」が発表され、J1は横浜F・マリノスDF實藤友紀が受賞した。3月12日に行われた第4節・北海道コンサドーレ札幌戦(1-1)の終了間際に決めた豪快なオーバーヘッドシュートが選出され、スーパーゴールが決まった瞬間の心境や裏話などを實藤にじっくりと聞いた。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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――明治安田生命J1リーグ第4節北海道コンサドーレ札幌戦(1-1)で決めたオーバーヘッドシュートでのゴールが2・3月度の月間ベストゴールを受賞されました。おめでとうございます!

「ありがとうございます。狙って獲れる賞ではないので、大変光栄です。チームが(0-1で)負けている状況で、気持ちで押し込んだようなゴールでした。受賞できて本当に嬉しいです」

――後半アディショナルタイム5分のラストプレーで生まれた劇的なゴール。決まった瞬間の感情を教えてください。

「ゴールラインギリギリで『入ったかな?』と思いましたけど、すぐに仲間がハグしにきてくれたので『入ったな』という感じでした。覚えていないわけではないんですけど、不思議な感覚でした」

――シュートが決まった直後、脇腹のあたりを痛そうにしていました。

「そうですね。身体が勝手に反応したシュートで、着地のことはまったく考えていなかったので肋骨を痛めました(笑)。今はもう大丈夫です」

――得点の少し前からゴール前に上がるチャンスを窺っていましたよね。あの場面ではベンチ(監督)からの指示もあったのですか?

「いえ、指示はなかったですね。基本的には自分たちの判断です。一緒にセンターバックを組んでた角田(涼太朗)はもう自分よりも先にゴール前に上がっていましたし、これは自分もいかなきゃと思いました。チームとしてリスクマネジメントさえできていれば問題はないと思いますし、そういう部分もこのチームの特長だと思っています」

――昨シーズンのJ1第28節サンフレッチェ広島戦(3-1)でもセットプレーからアクロバティックなシュートを決めました。ああいったシュートは昔から得意としていたのでしょうか?

「ボレーは得意ですけど、アクロバティックなシュートが得意というのはないので、たまたまだと思います。小さい時からあんなシュートは決めたことがなかったので、自分でもなぜ取れているのかなと思っているくらいです(笑)」

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