あわやオウンゴールも動じず マンC守護神エデルソン、ゴールライン上の冷静パスに海外驚嘆「鋼の神経」

マンCのブラジル代表GKエデルソン【写真:AP】
マンCのブラジル代表GKエデルソン【写真:AP】

前半23分、キックミスであわやオウンゴールも冷静に味方へパス

 マンチェスター・シティは現地時間4月10日に行われたプレミアリーグ第32節リバプール戦で2-2と引き分けた。そのなかで、ブラジル代表GKエデルソンがオウンゴール未遂のピンチで見せた冷静ぶりに、海外メディアからも驚きの声が上がっている。

 ホームのシティは前半5分、相手陣内でのクイックリスタートからベルギー代表MFケビン・デ・ブライネがドリブルで運んで左足でミドルシュート。DFジョエル・マティプに当たって軌道が変わったボールは右ポストを叩いてからゴールラインを越えた。

 リバプールも同13分にポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタのゴールで同点とする。左からのクロスをファーでエジプト代表FWモハメド・サラーが折り返し、ジョッタが冷静に押し込んだ。しかし、同37分にはブラジル代表FWガブリエル・ジェズスのゴールでシティが勝ち越しと、ハイテンションな展開で試合は進んだ。

 後半開始1分でリバプールが再び同点に持ち込み、その後もお互いに激しい攻防を繰り広げたが、これ以上スコアは動かずにドロー決着。首位攻防戦にふさわしいハイレベルな一戦は互いに譲らず、勝ち点1を分け合う結果となった。

 そのなかで前半23分、シティ守護神エデルソンは自陣ゴール前でジョッタのプレスを受けたなか、パスを試みるも足が引っかかってミス。ボールがゴールに向かって転がり、加えてジョッタがスライディングで押し込もう飛び込んできた局面で、ゴールライン上のボールを冷静にインサイドキックで味方にパスしてみせた。

 英メディア「GIVE ME SPORT」が「ミス後に信じられない落ち着き」と触れれば、ルーマニアのスポーツテレビ局「Digi Sport」も「神レベルの落ち着き」とレポート。ベルギーメディア「Voetbalkrant」は「鋼の神経」と驚きを持って報じた。さらに、かつてリバプールなどでプレーした元アイルランド代表DFマーク・ローレンソン氏も「彼のハートは凄い。本当に、本当に冷静だ」と感嘆していた。

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