「少しでも五分五分に」 欧州視察中の森保監督、W杯で対戦のスペイン&ドイツの“攻略法”は?
目標とするW杯ベスト8に向けて、「勝つ確率を高められる準備」を誓う
日本代表を率いる森保一監督は4月11日、欧州視察中の現地からオンラインで取材に対応じ、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグで対戦することになった3か国について答えている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
アジア最終予選をB組の2位(7勝1分2敗)で、7大会連続のW杯出場を決めた森保ジャパン。第3ポットに入った抽選会では、優勝経験を持つスペイン(第1ポット)、ドイツ(第2ポット)、コスタリカかニュージーランドの大陸間プレーオフ勝者(第4ポット)と同居するE組となった。
森保監督は抽選後、史上初となるW杯ベスト8を目指すことを明言していたが、欧州視察中の取材対応で改めて対戦国について印象を語った。
「スペインに関しては、ほぼスペイン代表と言っても良いような東京五輪のチームと2度(親善試合と本大会)対戦している。その時もビルドアップ、ウイングのポジショニング、インサイドハーフのポジショニングなど対策をしながら、攻守とも少しでも良さを出せるようにとやってきたことをもう1回振り返りながら、今のスペイン代表をもう一度分析して、良さを消すこと。良い守備からというのはあるけど、どれだけチャンスを作れるか。少しでも五分五分に、勝つ確率を高められる準備をしたい」
一方、今回の欧州視察の拠点となったドイツ(デュッセルドルフ)に関しては、「局面のところで、全選手がハードワークしてインテンシティー高く戦う。個の良さを生かしながらも組織的に攻撃、守備で互角に戦い、かつ勝っていく。確実に勝ち点を拾っていく流れができるように準備したい」と触れた。
大陸間プレーオフの勝者がまだ決まっていないため、ニュージーランドかコスタリカの分析は決まってから、としたうえで、森保監督は“死の組”を戦う心構えを改めて口にしている。。
「ドイツとスペイン、優勝経験を持つ国と同じグループになれたのは非常に厳しい戦いだけど、素晴らしいグループ。世界に追いつき、世界に追い越す戦いをできるように。2050年までにワールドカップで1位になるというJFAの目標があるなか、今はベスト8を目指している。ワールドカップの舞台で優勝を経験したような強豪国に勝つ、勝ち点を取る戦いができるように自信を持って臨みたい。楽しみで仕方ない」
日本としても、11月の本大会開幕までチームをブラッシュアップしていきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)