古橋亨梧、宿敵レンジャーズ戦の先発復帰は“見送り”へ 指揮官「慎重にならなければ」「難しい」

セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧【写真:Getty Images】
セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧【写真:Getty Images】

負傷離脱していた古橋はセント・ジョンストン戦で3か月半ぶりに復帰

 スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧は、4月9日に行われたスコットランド・プレミアシップ第33節のセント・ジョンストン戦(7-0)に途中出場して、2022年に入って初めて公式戦に出場した。後半29分からの出場で、約3か月半ぶりにピッチに立った古橋は、17日に予定されているスコティッシュカップ準決勝のレンジャーズ戦に間に合ったが、アンジェ・ポステコグルー監督は大一番での先発復帰は考えていないようだ。スコットランド紙「スコティッシュ・サン」が報じている。

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 今シーズン、古橋の活躍もあり、すでにリーグカップを制したセルティック。リーグ戦では、2位のレンジャーズに勝ち点6差をつけており、スコティッシュカップとの国内3冠も十分に実現可能となっている。

 古橋は、復帰したセント・ジョンストン戦で早速、FWリエル・アバダが決めた7点目の起点となり、ゴールに関与した。今シーズン、ヴィッセル神戸から加入して公式戦27試合で16得点5アシストを記録しているストライカーの復帰は、チームにとって大きな後押しになるはずだ。

 しかし、ポステコグルー監督は、レンジャーズとのスコティッシュカップ準決勝での先発起用には否定的な考えを示した。

 古橋の貢献度について、「彼はシーズンの序盤、突出した活躍をする選手が必要だった時に極めて重要だった。チーム全体が、リハビリに全力で取り組む姿を見守ってきたから、ピッチに戻る姿が見られたことは素晴らしいことだった」と語り、「あれだけの時間、試合から遠ざかっていた場合は、それが誰であれ慎重にならなければいけない。彼を来週の試合に起用することはないだろう。私は、先発出場は難しいと考えている」と、レンジャーズとの準決勝での起用を見送る意向を示した。

 そのうえで、「もし、この先の数週間で、もう少し試合に出場させることができれば、最後の3試合、4試合には先発する準備ができるだろう」と、シーズンの最終盤での先発復帰をほのめかした。

 渡欧1年目から目覚ましい活躍を見せてきた古橋。シーズンの最後に、再びチームに歓喜をもたらす活躍を見せてくれるだろうか。

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