【ACL帯同記2022】横浜FM、コロナ禍での2度目のACL参戦 出発前に思わぬハプニング!? 知られざるスタッフの奮闘劇
最初のネタの提供者? 多くの人に愛される緒方ホペイロの戦いはすでに始まっている
試合に向けて、用具の準備、選手が着用する練習着やスパイクのケア、ロッカールームの準備など、数多くの業務をこなすホペイロ(用具係)。F・マリノスで、そのホペイロを担当しているのはファン・サポーターの皆さまの間ではお馴染みの緒方圭介です。多くの選手がリスペクトを口にするほど信頼の厚いスタッフである彼から3月下旬に電話がかかってきて、「大変です。帯同記のネタができました!」ということで、急いで彼がいる倉庫へ。
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到着すると、約100箱のACL用荷物が入った段ボールが届いていました。この山積みになった荷物の中身は、ユニフォームや練習着など、選手が着用する一式です。引っ越しを経験したことがある方は分かると思いますが、100箱の段ボールの中身を確認して整理していく作業の大変さは並大抵のことではありません。緒方くん曰く「畳むだけで丸3日かかります」とのことで、選手・スタッフが試合や練習で綺麗なユニフォームやジャージで挑めることは、決して当たり前ではないのだと再認識しました。
そして彼は作業をしながら、常に“感謝”の言葉を述べていました。というのも、コロナ禍や社会情勢の影響により海外からの出荷が遅れており、今回届いた物品一式も例に漏れずの状況でした。そのなかで、サプライヤーであるアディダス様やマーキングを担当してくれている業者様が最大限のサポートをしてくださり、ACLに間に合わせてくれました。チームマネージャーの立場からも厚く御礼を申し上げます。
大変な状況下で多忙な仕事と向き合う緒方くんですが、自らが大変であるということはほとんど口にしません(しきりに眠いとは言っていましたが……笑)。代わりに周囲への感謝を日頃から語ってくれており、そのような姿勢を崩さない彼だからこそ、多くの人に愛されるのだと思います。ベトナムで奮闘する彼を始めとする裏方スタッフの姿も伝えていこうと思いますので、今後をご期待ください。