「感覚が良くなかった」 神戸ロティーナ新監督、主将イニエスタの前半45分のみ起用に言及「交代を要求された」
「ゴールだけが足りなかった」と後半の戦いに手ごたえ
ヴィッセル神戸は4月10日、ホームでのJ1リーグ第8節でセレッソ大阪に0-1で敗れた。ミゲル・アンヘル・ロティーナ新監督体の初陣を勝利で飾れなかったなか、スペイン人指揮官は「唯一足りなかったのがフィニッシュ」と振り返った。
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神戸は昨季、J1でクラブ最高の3位でフィニッシュしたが今季は開幕から白星を挙げられず、7試合を終えて4分3敗となった段階で2020年9月からトップチーム監督を務めてきた三浦淳寛監督との契約を解除。その後、ヤングプレイヤーデベロップメントコーチを務めていたリュイス氏を暫定監督に置きリーグ戦2試合を戦ったが、いずれも黒星に終わっていた。
4月8日にロティーナ監督の就任が決定。初戦となったC大阪戦では、キャプテンの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタや日本代表FW大迫勇也らを先発起用して勝利を目指した。
ゴールに迫っていた神戸だが、前半27分、C大阪のDF山中亮輔にサイドから鋭いクロスを上げられると、FW加藤陸次樹にヘディングシュートを決められ、先制を許してしまう。
神戸も前半45分、イニエスタがMF山口蛍との連係で抜け出し、ペナルティーエリア内へ進入。中央へ折り返し、MF汰木康也が絶好機を迎えたが、左足シュートは枠外に飛んでしまった。
1点ビハインドで折り返した神戸は、後半開始からイニエスタを下げてMF中坂勇哉を投入。同16分に元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ、同26分にMF井上潮音とDF槙野智章を入れて反撃を試みるが、アディショナルタイムのDF菊池流帆のヘディングシュートも右ポストを直撃し、ゴールを奪えず。そのまま0-1でタイムアップを迎え、ロティーナ新監督の初陣を勝利で飾れなかった。
ロティーナ監督は試合後、「立ち上がりはボールを持っている時のミスが多かった。だんだん良くなって、試合も支配できたと思う。唯一足りなかったのがフィニッシュ。後半はさらに良くなって、ボールを保持してしっかりできた。大きなチャンスはなかったかもしれないが、ゴールを決められるという感覚はあった。ゴールだけが足りなかった後半だと思う」と話した。
また、前半だけで退いたイニエスタに関しては、「彼から交代を要求されました。練習では良かったですが、疲れを感じていたようで、感覚が良くなかった」と交代の理由を明かしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)