ドルトムント監督が19歳新加入ウインガーを絶賛! 香川ら2列目の競争がさらに激化

好調の香川も有力なレギュラー候補だが…

 アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンを放出したユナイテッドだが、デンベレの発見とドイツ代表MFアンドレ・シュールレ、同MFマリオ・ゲッツェの加入で特に中盤2列目の争いは熾烈を極めている。18歳のトルコ代表MFエムレ・モルも、このICCでリオネル・メッシにたとえられる左足の技術の高さをピッチで見せつけ、指揮官に猛アピールしていた。

 古巣ユナイテッド戦ではトップ下で先発し、先制点に絡んだ香川も有力なレギュラー候補であることは間違いないが、立場が安泰というわけではない。シティ戦ではベンチスタートで後半開始と同時にピッチに立つと、試合終了間際にMFクリスティアン・プリシッチの得点をアシスト。PK戦では2人目のキッカーとして成功させ、調子の良さをアピールした。

 しかし、トゥヘル監督は香川の盟友ゲッツェについて「マリオはピッチの中央でプレーする選手」と、トップ下起用を明言している。ユルゲン・クロップ前監督時代にはゲッツェが右サイド、香川がトップ下で抜群のコンビネーションを見せたが、デンベレらサイドアタッカーの充実と、プレシーズンではほぼ一貫して4-2-3-1システムを採用している指揮官の意向を踏まえれば、2人がトップ下の1枠のポジションを争うライバルとなる可能性は高い。

 前主将のDFマッツ・フンメルスら主力流出に直面したドルトムントだが、8選手の大量補強で昨季に劣らぬ陣容を揃えた。昨季リーグ戦9得点7アシストを記録した香川も、レギュラー奪取のためには必死のアピールが必要となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング