輝きを放つ本田をミラン往年の名手たちも称賛 「サビチェビッチを思わせる」
往年の名選手たちと比較された本田
21日付のイタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が19日の敵地ベローナ戦で2得点と活躍したACミランの日本代表MF本田圭佑について、往年の名選手たちと比較し、本人たちのコメントを合わせて紹介している。
ミランの黄金期を支えた1人である元イタリア代表MFのアルベリゴ・エヴァーニは知性の面で本田と比較されている。それについて、同氏は「僕のような選手と言える。ポジションに慣れて、色々こなせる。献身的にプレーしているし、ポジションに適応し、チームとよく連係も取れている。でも、彼は僕よりも攻撃的だけどね」とその印象を語り、本田のプレースタイルを高く評価している。
また、ミランOBで元イタリア代表のFW、ダニエレ・マッサーロ氏もゴールを量産する背番号10との比較対象に挙げられている。マッサーロ氏は本田の活躍について、「とても驚いた。ゴール前で、皮肉(シニカル)となった。僕のように! このまま続けてくれることを祈っているよ」とし、今季の本田が新たに見せている点取り屋の一面を自身の現役時代と照らし合わせて称賛している。
最後に登場しているのは現在、ミランチャンネルでコメンテイターを務め、同じくクラブOBの元イタリア代表MF、ジョバンニ・パオロ・ロデッティ氏。同氏は自身のプレースタイルとは別に天才的プレーヤーだったデヤン・サビチェビッチ氏の名前を挙げ、「本田のプロポーションはサビチェビッチを思わせる。シンプルで正確で清潔なプレーもね。こういうプレーこそ難しいものだ」と絶賛している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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