浦和ロドリゲス監督、9戦2勝のリーグ戦績に見解 「勝つために何かが欠けている」
9試合を終えて2勝3分4敗、勝ち点が伸びない状況に言及
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は4月9日のトレーニング後に定例の監督会見を行い、前日に加入会見を行ったFWアレックス・シャルクについて「攻撃にオプションをもたらしてくれる」とコメント。リーグ戦での勝ち点が伸びない状況の打破を誓っている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和は8日にU-21オランダ代表でのプレー経験もあるシャルクの加入会見を実施。5日からトレーニングに合流しているアタッカーについて、ロドリゲス監督は「攻撃にオプションをもたらしてくれる。トップ、トップ下、左ウイングでプレーできるだろう。試合が多い中でキャスパー・ユンカーに疲れが見えることや違和感が出ることも考え、そこでの人数を増やす、層を厚くすることを考えた。層が厚ければ怪我人が出てもフォローできる」と、新戦力への期待感を語っている。
一方で、現在の浦和はリーグ戦の9試合を終えて2勝3分4敗と成績が伸び悩んでいる。3試合も退場者を出す展開があったとはいえ、前節の清水エスパルス戦(1-1)を例に出して「退場者が出てしまったら何をするのかも重要。監督として、もう少しできることはあったと思う」と反省の思いもあるという。
しかし、根本的には優位に立っているゲームで、それをスコアに反映できないうちに息切れしてしまうことが目立つ。その点についてロドリゲス監督は「勝つために何かが欠けている状況」だと話している。
「戦術的なこともあるが、チャンスで決めきれていない。リードしている、0-0の状況でチャンスを作り続けながら失点し、同点やリードを許すことになる。勝てなかった7試合のうち5試合でそのような状況だった。押し込んだ時にボールを失わずに握ってプレーするのが重要だし、自信を失わないことも大切。やることをハッキリさせながら、ディテールをしっかりやらないといけない。細かいことだが、それが勝利につながる」
清水戦後のスタジアムではサポーターからの厳しい声も飛び、不穏な空気も流れた。しかし、指揮官は「ここは浦和レッズであり、周りからの要求も高い。だからこそブーイングもあった。それはポジティブに捉えている。それに良い反応を示すことができれば、良い方向に向かうと思う」と反攻を期した。
FC東京戦後にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いも控える。リーグ10試合目の節目でもあり、嫌な流れを払しょくできるのか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)