「日本を尊敬して気に入っている」 神戸ロティーナ新監督、就任オファー&決断経緯を告白
オンライン上で就任会見を実施、神戸指揮官としての意気込みをコメント
J1ヴィッセル神戸は4月8日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ新監督の就任を発表し、オンライン上で会見を実施した。現在、リーグ17位と苦しい戦いが続く神戸の再建へ期待が懸かるなか、リーグJリーグで4クラブ目の指揮となるスペイン人指揮官は新監督としての意気込みを述べ、就任経緯にも触れた。
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神戸は昨季、J1リーグ戦でクラブ最高の3位でフィニッシュしたが今季は開幕から白星を挙げられず、7試合を終えて4分3敗となった段階で2020年9月からトップチーム監督を務めてきた三浦監督との契約を解除。その後、ヤングプレイヤーデベロップメントコーチを務めていたリュイス・プラナグマ・ラモス氏を暫定監督に置きリーグ戦2試合を戦ったが、いずれも黒星に終わっていた。
正式監督に迎えられた64歳のロティーナ氏は、エスパニョール、レアル・ソシエダ、デポルティボなど母国クラブの指揮官を歴任。日本では2017年以降、東京ヴェルディ、セレッソ大阪を指揮し、昨季は清水エスパルスの監督に迎えられたが、シーズン序盤から低空飛行が続き、残り4試合の終盤戦で契約解除に。そこから半年も経たないなかで、自身にとってはJリーグで4クラブ目の指揮官として、再び日本の地へ舞い降りた。
指揮官就任にあたって、ロティーナ新監督は「このチャンスを伝えてもらって喜んでいる。適任だと判断してもらったステークホルダーへ感謝したい。今の状況は想像していたものは違っているかもしれないが、偉大なクラブで仕事することへのワクワク感がある」とコメント。モチベーションの高さを窺わせるとともに、就任オファーと決断経緯にも触れ、当初は「1年、数か月の休息考えていた」ことも明かした。
「他の国のクラブからオファーもあったが、すべてノーと答えた」という状況だったなか、神戸の新監督就任を受諾した決断については、「日本を知っていて、この国を尊敬して気に入っているというのはあります。神戸という偉大なクラブからのオファーは、サッカーが与えてくれたプレゼント。大きな挑戦となるが大きなチャンスとなる」とし、慣れ親しんでいる日本からのオファーが決め手の1つだったとも語った。
ロティーナ新監督の初采配は、4月10日のJ1リーグ第8節・セレッソ大阪戦(ホーム)。16日からはAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いも始まるなかで、どう再建へ着手するかが注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)