「スペインの脅威」 “死の組”入りの日本、対戦国メディアが「隠れた存在」と警戒するのは?
スペイン大手紙「AS」は日本の右サイドを担う伊東純也をキーマンとして要警戒
今年11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)のグループ分けが決まり、日本はスペイン、ドイツ、コスタリカかニュージーランド(大陸間プレーオフの勝者)と同じE組になった。“死の組”とも言われるなかで、スペイン紙は「伊東はスペインの脅威」とMF伊東純也(ヘンク)にフォーカスしている。
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日本はW杯アジア最終予選をB組2位で通過し、FIFAランキングを基にポット分けされて実施された抽選会では第3ポットに入った。E組は、第1ポットから2010年の南アフリカ大会を制したスペイン、第2ポットから優勝4回を誇るドイツが組み分けられていた厳しいグループとなり、さらに第3ポットから日本、第4ポットには北中米カリブ海のコスタリカと、オセアニアのニュージーランドによる大陸間プレーオフの勝者が名を連ねた。
ドイツは実力的に第1ポットでもおかしくない強豪で、E組は事実上、第1ポットが2チームいるという形となり、日本の立場からは“死の組”とも言われている。
そのなかで、スペイン大手紙「AS」は「伊東はスペインの脅威」と見出しを打ち、ベルギー1部ヘンクで今季7得点15アシストを挙げ、アジア最終予選でも9試合4得点と活躍した伊東を警戒している。
「E組の偉大なライバルはドイツなのは明白だが、日本はサプライズで優勝チームの1つを決勝トーナメントから追い出すための脅威になる。久保建英、柴崎岳、南野拓実、吉田麻也はビッグリーグにいる中で森保一監督の招集メンバーにいる注目選手たちだが、隠れた存在の1人がベルギーのヘンクで活躍している伊東純也だ。
そのレベルは高過ぎるもので代表での重要性は鍵になる。それを表しているのが人工知能『Olocip』で、8パラメーターで示すベルギーリーグのトップで、その中にはPK奪取、クロス、パス成功といった重要な部門があるが、代表では15でリードしている。アシスト、PK奪取、クロス、オフェンス、プレー構築、合計データで1位になっている。そのうえ足でのゴールでは2位。右サイドでの重要度は日本の強みで、スペインの左サイドはまだジョルディ・アルバ、ガヤ、マルコス・アロンソがいてルイス・エンリケ監督率いる(スペイン)代表の弱点になり得る。伊東は脅威とならないようスペインのDFが最も注意しなければならない選手の1人になる」
アジア最終予選のプレーを見れば、伊東が伊東の攻撃の中心にいるのは間違いない。スペインを含め、対戦国のマークは必然と厳しくなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)