チェルシー監督、CLレアル戦完敗スタートで“白旗” 「どれだけのクラブが我々に必要なことをできる?」
代表ウィーク明けの公式戦2試合で計7失点と守備が崩壊
イングランド1部チェルシーは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)連覇を目指していたが、4月6日に行われた準々決勝第1戦でスペイン1部レアル・マドリードに1-3で敗れた。2日のプレミアリーグ第31節ブレントフォード戦でも、ホームのスタンフォード・ブリッジで1-4の大敗を喫しており、トーマス・トゥヘル監督はアウェーでの第2戦を前に白旗を挙げている。英衛星放送「BTスポーツ」が報じた。
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昨季のCL準決勝でレアルを2戦合計3-1のスコアで破ったチェルシーだったが、ホームで行われた今季の準々決勝第1戦ではフランス代表FWカリム・ベンゼマにハットトリックを許し、1-3で完敗。逆転するためには、敵地で3点差をつけて勝利することが必要になった。
3月末から4月頭にかけての代表ウィーク明け、2試合で7失点を喫したチェルシー。勝負はついていないかと問われたトゥヘル監督は、「いいや。現時点では、そうではない」と、事実上の白旗宣言をし、チームの早急な立て直しが必要だと説いた。
「なぜなら、我々は自分たちのレベルを戻さないといけないからだ。代表ウィーク明けに何が起きたのか分からないが、前半はブレントフォード戦の後半のようだった。レアル・マドリードが相手の準々決勝だというのにね。この試合に求められるものから、すべてのレベルがはるかに低かった。土曜日のサウサンプトン戦に準備をしないといけない。ベルナベウでの第2戦については、考えられない」
さらに、トゥヘル監督は「物事が変われば、もしかしたら(逆転の可能性はあるかもしれない)。だが、世界中を見てもどれだけのサッカークラブが、我々に必要なことをできると言うんだ? 3点差があるんだよ? どれだけ頻繁に、それが起こるんだ?」と、準決勝進出が絶望的な状況にあることを繰り返した。
ロシア人オーナーのロマン・アブラモビッチ氏の資産が凍結され、選手との契約更新を含めた経済活動ができない状況にあるチェルシー。このまま、CLの舞台から姿を消すことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)