名手イニエスタが“裏街道被害” FC東京新鋭DFが話題「仕掛ける発想がすごい」「見ていて気持ちがいい」
所属2年目の渡邊凌磨が左サイドのタッチライン際でイニエスタを置き去り
FC東京は4月6日、ホームでのJ1リーグ第7節でヴィッセル神戸に3-1で快勝した。25歳のDF渡邊凌磨が、神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを置き去りにしてチーム2点目の起点となったシーンに興奮の声が上がっている。
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ホームのFC東京は、開幕から5試合連続でスタメン出場していたMF松木玖生が前節の退場で出場停止。10番のMF東慶悟が今季リーグ戦初先発で中盤に入った。
前半11分に先制を許すも、FC東京は後半に怒涛の攻撃を見せる。同9分、FW永井謙佑の浮き球のパスをFWアダイウトンが頭で決めて同点とすると、そのわずか3分後だった。
渡邊が左サイドのタッチライン際で対峙したイニエスタに裏街道(蹴り出したボールに対し、相手の外を回ってボールに追いつくドリブルテクニック)をお見舞い。そのままドリブルで攻め込んでペナルティーエリア内へスルーパスを送ると、永井とアダイウトンを経て、FWディアゴ・オリヴェイラにボールが渡る。D・オリヴェイラはペナルティーエリア内中央からペナルティーアーク付近へパス。DF森重真人が反応して右足を振り抜き、勝ち越しゴールが鮮やかに決まった。
森重のゴール自体も見事だったが、スペイン1部の名門FCバルセロナで長年活躍した名手イニエスタを手玉に取った渡邊のプレーを受け、ネット上では「仕掛ける発想がすごい」「見ていて気持ちいい」「美しい以外の言葉がない」「エモイ」「何度でも見れる」と話題を呼んでいる。
渡邊は2018年のプロ入り後、アルビレックス新潟、モンテディオ山形とJ2で実績を積み、昨季からFC東京でプレー。前橋育英高時代にも注目を集めた逸材だけに、今後の成長が期待される。