ミランがバイエルンにPK戦の末に勝利! 本田は途中出場、1人目のキッカーを務め成功

後半17分に登場の本田は今季初の実戦

 1-2とビハインドを背負ったミランは後半4分、スソの右クロスから中央で混戦となったところで、こぼれ球をMFベルトラッチが決めて同点に。2分後にはニアングを起点としたカウンターから右サイドを抜け出したスソが左足で狙ったが、シュートはバーの上へ外れた。ミランの攻勢が実ったのは同16分、後半開始からピッチに立っていたMFクツカがゴール正面から放った左足のミドルシュートは、DFに当たってコースが変わり、GKの逆を突いてネットに吸い込まれた。

 ミランは3-2と勝ち越した直後の同17分に、ニアングら4選手を一気に交代。背番号10を背負った本田もスソに代わってピッチに登場し、右ウイングのポジションに入った。

 しかし、対峙したバイエルンの左サイドバックはジョゼップ・グアルディオラ前監督(現マンチェスター・シティ監督)が“神”と称賛するアラバ。ワールドクラスを相手に本田は自由にプレーさせてもらえず。パスを受けようと積極的に中央まで進出して顔を出したが、そこから効果的なパスを供給できなかった。同35分、本田の右FKをMFザネラートが頭で合わせたが、枠を捉えることはできなかった。

 終了間際の同44分、バイエルンMFベルナトがPKを獲得。これをリベリーが決めて3-3の同点となった。バイエルンが執念を見せ、得点の奪い合いとなった試合はそのままPK戦で決着をつけることになった。

 ミランの1人目のキッカーは本田。大歓声が上がるなか、長めの助走からGKの逆をとってゴール右へ確実に決めた。本田は3人目のクツカがGKを欺くパネンカを成功させると、選手の列に戻った際に真っ先に駆け寄って祝福した。

 4人目まで全員が成功していたミランに対して、後攻バイエルンの4人目DFラフィーニャのキックをGKドンナルンマが完全に読みきってセーブ。ミラン5人目MFボナベントゥーラも成功させ、PKスコア5-3でミランが勝利を収めた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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