アーセナル、トップ4入りへ大打撃 主力サイドバック離脱…左膝手術で今季絶望か
不動の左サイドバックを担うDFティアニーが膝の負傷で戦線離脱
アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが膝の負傷で戦線離脱となった。クラブの発表によると手術が必要とのことで、今季絶望の可能性にも言及。日本代表DF冨安健洋に続く主力サイドバックの離脱で、終盤戦を前に暗雲が立ち込めている。
ティアニーは現在のアーセナルで不動の左サイドバックを担う。昨年10月から12月にかけて負傷でプレミアリーグ6試合を欠場したが、その後はスタメンに復帰していた。
しかし、現地時間4月4日に行われた第31節のクリスタル・パレス戦(0-3)は試合のメンバーから外れ、リーグでは15試合ぶりの欠場となった。ティアニーは代表活動期間中に膝に問題を抱え、英紙「ザ・サン」は、最悪の場合シーズン絶望だとも伝えていた。
そんななか、アーセナルはティアニーの左膝が損傷されていることを発表。手術が必要になったことを明かし、近日中に実施するとしている。「今シーズンの残りを欠場することになりそう」とも指摘され、カタール・ワールドカップ出場をかけたプレーオフを控えるスコットランド代表とプレミアでのトップ4フィニッシュを目指すアーセナルの両方にとって大打撃となる。
アーセナルは今季新加入ながらレギュラーに定着していた日本代表DF冨安がふくらはぎの負傷で1月から離脱中。また、英紙「ミラー」によれば、クリスタル・パレス戦で途中交代を余儀なくされたMFトーマス・パーティの怪我の状態についてミケル・アルテタ監督は「大きな懸念がある」と認めている。
6シーズンぶりのトップ4入りに向けて順調な戦いを続けてきたアーセナルだが、リーグ戦の最終盤に試練が訪れている。今季は夏の補強の成功と若い力の台頭でカバーしていたものの、元々選手層が厚いチームではないだけに、残り9試合をどのように乗り切るのか。注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)