鎌田大地の「ELミステリー」に独紙注目 リーグ戦での“沈黙”を指摘「なぜマジックを見せられない?」

フランクフルトでプレーするMF鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトでプレーするMF鎌田大地【写真:Getty Images】

欧州カップ戦における鎌田の強さにドイツ紙が注目「再び鎌田の時間だ」

 日本代表MF鎌田大地と元日本代表MF長谷部誠が所属するドイツ1部フランクフルトは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝でスペイン1部FCバルセロナと対戦する。現地時間4月7日の第1戦を前に、ドイツ紙「ビルト」が「ELのミステリー」として、鎌田のELでの成績に注目した。

 今季、鎌田は公式戦35試合に出場して7得点2アシストを記録している。その内訳を見ると、ブンデスリーガでは26試合3得点2アシストなのに対し、ELでは8試合で4得点と2試合に1点のハイペースで得点を挙げている。

「ビルト」紙は、ELとリーグ戦での鎌田の違いを紹介し、「直近のリーグ戦であるグロイター・フュルト戦(0-0)では、まるで影のようだった」と評したうえで、「鎌田の謎! なぜ彼はヨーロッパ(リーグ)でしかマジックを見せられないんだ?」と疑問を呈している。

 一方、フランクフルトのスポーツダイレクターであるマルクス・クレシェ氏は、「ELは誰にとっても重要な舞台だ。だが、ダイチは今季のブンデスリーガでも多くの良いプレーを見せてくれている」と、数字に違いはあっても、鎌田のパフォーマンスを評価している。

 フランクフルトに加入後、欧州の舞台で24試合10得点3アシストという数字を残している鎌田自身も、「強い相手との試合が好きだし、ELで得点を挙げ続けたい」と、引き続きELでの活躍を誓う。

 次に対戦するバルセロナは、今季のELに勝ち残っているチームの中でも、優勝の筆頭候補だ。「再び鎌田の時間がやってくる…」と、ドイツ紙も期待するELにおける強さを、欧州屈指の名門相手にも発揮できるか注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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