「アジア勢は“最下位”に評価」 カタールW杯「優勝オッズ」海外公開で韓国誌が反応

日本代表はグループE、韓国代表はグループHに【写真:AP & Getty Images】
日本代表はグループE、韓国代表はグループHに【写真:AP & Getty Images】

「ウィリアム・ヒル」のオッズでは、韓国と日本は「401倍」で26位タイ

 英ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」は、11月に開催するカタール・ワールドカップ(W杯)の組分け抽選会の結果を受け、優勝オッズを公開。これに韓国メディアも反応している。

「ウィリアム・ヒル」の優勝オッズによると、一番人気は「6倍」のブラジル。FWネイマール(パリ・サンジェルマン)、FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)、MFカゼミーロ(レアル)、DFマルキーニョス(PSG)、DFチアゴ・シウバ(チェルシー)ら攻守のタレントが揃い、南米予選でもここまで負けなし。予選17試合で40得点は2位アルゼンチンの27得点を大きく上回る一方、5失点と堅守も光る。

 また「6.5倍」が付けられたのが、2018年のロシア大会を制したフランスだ。連覇を目指すなか、欧州予選では8試合で5勝3分無敗と安定の強さを誇り、18得点3失点と攻守ともに高い水準を維持。FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)、FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)、FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)ら攻撃のタレントも豊富で、守備陣も実力者が揃う。そして、イングランドが「7倍」でトップ3に食い込んだ。

 一方、グループEの日本は韓国と同じオッズの「401倍」で全体の26位タイとなっており、同組のスペインが「8.5倍」の4位、ドイツが「11倍」の5位で、その差は歴然。大陸間プレーオフで勝てば同組となるニュージーランドは「1001倍」、コスタリカは最下位の「1501倍」となっている。

 そんななか、韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は、「W杯優勝確率…韓国と日本は何位?」と見出しを打ち、「ウィリアム・ヒル」のオッズに言及。「アジア諸国の位置づけは? 韓国、日本、サウジアラビア、カタール(開催国)がW杯本戦を決めているが、一番配当がいいのはカタールで1/250、それに続いて韓国と日本が1/400、イランとサウジアラビアが1/500。アジア勢は最下位に評価されている。オッズの予想通り、アジア諸国の早期敗退となるだろうか」と伝えている。

 韓国紙「東亜日報」は、「地獄は避けたが、タフなH組」と綴り、“死の組”に入った日本だけでなく、ポルトガル、ガーナ、ウルグアイと同居する韓国も厳しい戦いになるとの見方をしている。

 果たして、日本や韓国のアジア勢は、下馬評を覆して波乱を起こせるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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