日本とW杯対戦のスペイン、19歳至宝の圧巻ゴラッソを現地称賛 「ディフェンスは魔法の犠牲になった」
バルセロナの19歳ペドリがセビージャ戦で決勝弾をマーク
スペイン1部FCバルセロナのスペイン代表MFペドリが、現地時間4月3日のリーガ・エスパニョーラ第30節セビージャ戦(1-0)で圧巻のゴラッソを決め、チームを勝利に導いた。カタール・ワールドカップ(W杯)では日本と対戦するスペインの至宝を、現地メディアが称賛している。
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4-3-3の中盤の一角として先発出場していたペドリが最大の輝きを放ったのは、0-0で迎えた後半27分だった。
右サイドのフランス代表FWウスマン・デンベレから中央でパスを受けたペドリは左足の鋭い切り返しで寄せてきたDFをかわすと、カバーに入ったもう1人もキックフェイントでいなすと、そのまま右足でシュート。相手守備陣が密集する地帯のわずかな隙間を抜いた一撃は、ゴール左隅に決まった。
このペドリのゴールが決勝点となり、バルセロナは1-0で勝利。リーグ戦6連勝で2位に浮上した。
スペイン紙「マルカ」は、「ペドリは伝説になるためにバルサにやってきた」と19歳の活躍を報じている。
ペドリは2020年にラス・パルマスから加入し、瞬く間にバルサの中盤に欠かせない存在となった。バルサのカンテラ出身ではないが、シャビ監督やMFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)の後継者たる逸材として注目を集めた。すでにスペイン代表にも定着している。
マルカ紙はペドリが巧みなフェイントでDFを翻弄して決めたゴラッソについて、「ディフェンスはテグエステ(ペドリの出身地)から来た選手が見せる魔法の犠牲になった」「スペクタクル」と伝え、お金を払って見る価値のある選手と絶賛している。また、「ペドリはスペインの次の10年をリードする選手」とその将来性にも太鼓判を押している。
カタールW杯では日本とも対戦するスペインが誇るタレントのペドリ。そのパフォーマンスから目が離せなくなりそうだ。