山形GKの“一発レッド”判定が物議、競技ルール“適用ミス”疑惑で「再試合案件」の声も
バックパスを手で阻止した山形GK後藤が一発退場も、競技規則には「懲戒の罰則なし」の記述
J2リーグ第8節のモンテディオ山形対ファジアーノ岡山の一戦(0-1)で、山形GK後藤雅明に一発退場処分が下されたジャッジに対し、競技ルール適用ミスの可能性が浮上。山形側からも声明が発表されるなど、物議を醸す事態へ発展している。
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疑惑の目が向けられたのは、前半10分過ぎのシーンに対するジャッジだ。山形DF半田陸がGKへバックパスを送ると、そのボールがズレて無人のゴールへ。慌てた後藤は手で掻き出し難を逃れたが、このプレーに対して清水修平主審はレッドカードを提示し、一発退場を命じた。
味方の選手が意図的に戻したパスをGKが手で処理した場合、ハンドの反則が取られるが、競技規則の第12条には「ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」との記述がある。
後藤へのレッドカードの提示は、競技ルールの適用ミスの可能性があるため、ネット上では「ルール上退場じゃない」「バックパスでレッドなんて聞いたことない」など、異を唱える声が噴出。この判定に不服を覚えた山形側も、試合後「弊クラブでは、本日4月3日岡山戦 前半11分のGK後藤雅明選手の退場について、リーグ側に所定の手続きのうえ、質問及び確認をお願いしております」と声明を発表する事態に発展している。
試合は後半アディショナルタイムに岡山FW木村太哉が決勝ゴールを挙げて終わっているが、競技ルールの適用ミスが認められれば、再試合の可能性もあり得る一件。ファンからは「競技規則を読んでいない審判とか怖い」「責任をちゃんととってほしい」「かなり深刻な問題」「普通に再試合案件」との声が出ており、今後はJリーグ側が下す判断に注目が集まる。