「もう以前のメッシではない」 W杯対戦国の元指揮官、34歳スターの“劣化”指摘「おじいちゃんのよう」
1982年W杯のポーランド代表監督ピエフニチェク氏、敵国エースの現状に見解
“もう以前のメッシではない——”。カタール・ワールドカップ(W杯)でアルゼンチンと戦うことが決まったポーランド代表の元指揮官が、敵国のエースFWリオネル・メッシにはかつてほどの脅威はないと語った。スペイン紙「マルカ」が報じた。
カタールW杯のグループリーグ組み合わせ抽選会は4月1日行われ、過去2度の優勝を誇るアルゼンチンはグループCに入り、サウジアラビア、メキシコ、ポーランドと同組になった。
アルゼンチンといえば、やはり注目は史上最多7度のバロンドール受賞を誇るFWリオネル・メッシだろう。34歳のレフティーは今回のカタールW杯後の代表引退を示唆しており、キャリアの集大成とも言える大会となる。
そうしたなかで、1982年のスペインW杯でポーランド代表を指揮した経験を持つアントニ・ピエフニチェク氏は「今よりも5、6歳若ければもっと興味深い大会になっただろう」とメッシにも年齢からくる衰えがあると指摘し、W杯で輝ける保証はないと語った。
「正直に言えば、メッシはもう森のおじいちゃんのようなものだ。数年前の彼とはもう違う。ワールドカップでどのような役割を果たすかは未知数だ」
ピエフニチェク氏は「彼の今のレベルを考えれば、ベンチスタートの可能性もあるだろう」とメッシのスタメン落ちも示唆。「彼はスウェーデン代表におけるズラタン・イブラヒモビッチのような役割でプレーするかもしれない。最後の15分から20分に交代選手としてプレーするだろう」と“スーパーサブ”としての役回りを予想した。
また、同氏は「彼がセンセーショナルな大会を経験できる可能性は排除しない」としつつも、「しかし、PSGでの彼を見ているともう以前のメッシではない」とかつてほどの脅威は感じられないと語っている。
アルゼンチンとポーランドが激突するのはグループステージ最終戦。メッシはポーランド相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)