浅野琢磨、ドイツ監督“御前試合”で圧倒的な存在感 海外メディア指摘「アサノを目の当たりにした」

ホッフェンハイム戦で2ゴールを決めたFW浅野拓磨【写真:AP】
ホッフェンハイム戦で2ゴールを決めたFW浅野拓磨【写真:AP】

ボーフムのFW浅野が全2ゴールを挙げて勝利に貢献

 ドイツ1部ボーフムに所属する日本代表FW浅野拓磨が4月2日のブンデスリーガ第28節ホッフェンハイム戦にスタメン出場し、2ゴールと圧倒的な活躍を見せた。代表帰りで2-1の勝利に貢献。衛星放送「ユーロ・スポーツ」は日本とカタール・ワールドカップ(W杯)で対戦するドイツ代表のハンジ・フリック監督が観戦していたことに触れ、「クライヒガウを訪れたのは間違いなく価値があった」としている。

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 3月24日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦(2-0)でスタメン出場し、W杯出場に貢献していた浅野。代表からチームに戻って迎えたホッフェンハイム戦でスタメンに名を連ねた。まずは前半28分、左サイドのライン際でパスを受けた浅野はゆったりとした動きから一気にスピードアップし、中央へカットイン。横方向へドリブルしながら思い切り良く右足を振り抜くと、低弾道の無回転シュートを叩き込んだ。後半9分に同点ゴールを決められるも、後半14分に再び浅野の一撃でリードを奪う。今季3ゴール目で勝利に導いた。

 この一戦を、日本とカタールW杯初戦で対戦するドイツ代表の指揮官、フリック監督が観戦に訪れていたという。「ユーロ・スポーツ」は浅野を「27歳のウインガーは本当に素晴らしい1日を過ごした。2度のシュートでマッチウィナーとなった」と称えたうえで、フリック監督の心情も推察している。

「ハンジ・フリック監督はスタンドで試合を観戦していた。彼が主に注目していたのは、恐らくドイツ代表の親善試合2試合プレーした愛弟子ダヴィド・ラウム(ホッフェンハイム)だった。さらに、彼はこの日傑出していたカタールW杯で対戦相手の1つとなる日本代表のアサノを目の当たりにした。フリックがクライヒガウを訪れたことは、間違いなく価値があった」

 敵将の前で大きな存在感を示した浅野。7か月後のドイツ戦でも相手の脅威となってもらいたい。

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