日本、スペイン、ドイツ…W杯対戦国「戦力格付け」チェック 5項目&総合評価に見る森保ジャパンの立ち位置は?
【監督】スペイン、ドイツともに優秀だが未知数 日本は設計面をどこまで埋められるか
【項目5/監督】
スペイン B
ドイツ B
日本 C
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スペインのルイス・エンリケ監督もドイツのハンジ・フリック監督も優秀で、前者はポゼッション、後者はショートカウンターをベースにしっかりチームを構築できている。W杯の本大会の実績という部分で未知数な部分があるので、少し割り引いて「B」とした。
森保一監督は最終予選の序盤3試合で2敗からチームをまとめ上げたマネージメント能力は高く評価したいが、世界を相手にした時の設計面で、どこまで埋めていけるのか。攻守の切り替わりの強度は決して低くないが、そこで外された時にどう対応するかをしっかり想定し、準備できるかどうかだろう。
プレーオフ組ではニュージーランドのダニー・ヘイ監督が森保監督と同じ「C」、コスタリカのルイス・スアレス監督は戦術を上手く安定させられておらず、北中米カリブ海の4位という結果を見ても現状は「D」か。
河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。