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札幌ペトロヴィッチ監督が猛抗議、浦和選手ら入り乱れ一触即発 「ボール返せ!」の騒動
J1札幌対浦和戦の終盤、外にボールを蹴り出した直後の出来事に会場騒然
北海道コンサドーレ札幌のペトロヴィッチ監督が、4月2日のJ1リーグ第6節浦和レッズ戦の後半アディショナルタイムに感情を爆発させ、両軍の選手やスタッフらが入り乱れる場面が起き、会場が騒然となった。
試合は前半28分、右サイドからDF馬渡和彰がクロスを入れようとしたところ、DF福森晃斗がスライディングでブロック。この時に福森が腕を上げて飛び込み、ボールが当たったことでハンドと判定された。一度はエリア外のフリーキックと判定されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が映像確認し、反則の地点がエリア内と認定されてPKに修正。これをMFダヴィド・モーベルグが流し込んで浦和が先制した。
後半27分、札幌はゴール前にボールを送り、MF金子拓郎が上手く受けて左足シュートを決め、1-1の同点。反撃ムードが漂うなか、同32分に荒野が相手の背後から足の裏で踏みつけるタックルを行い、VARの進言を受けた主審が映像を確認し、レッドカードを提示した。
数的優位となった浦和は終盤に猛攻を仕掛けるなか、後半アディショナルタイム4分、左サイドでMF金子拓郎が足をつってプレー中に立ち止まったなか、試合はそのまま進行。ボールをキャッチした札幌GK菅野孝憲が負傷した金子の様子を見て、外にボールを蹴り出した。
問題はその後の再開時だ。浦和はスローインでボールを札幌側に返さず、そのまま攻撃へ移行。すると札幌のペトロヴィッチ監督がヒートアップし、大声を上げながら抗議し、両軍の選手やスタッフが入り乱れて一触即発の小競り合いが起き、「(ボールを)返せ!」という声が飛び交った。
終盤の騒動に会場は一時騒然となったものの、直後に浦和がボールを返してスムーズに試合が再開。抗議などで延びたアディショナルタイムは13分となったが、試合はそのまま1-1で終了している。
(FOOTBALL ZONE編集部)