「死の組は存在しない」 スペイン、ドイツと同居もGL突破に“楽観視”「難易度が和らいだ」
カタールW杯でスペイン、ドイツ、日本と大陸間プレーオフ勝者がE組に
カタール・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会が現地時間4月1日に行われ、7大会連続出場の日本は、スペインとドイツと同じE組に振り分けられた。第1ポッドからE組に入ったのはスペインで、スペイン紙「マルカ」は、ドイツと同組になったものの「死の組」は回避したと報じている。
最初にE組に入ったスペインは、その後、残りの3カ国がどこになるかを見守る形となり、第2ポッドからW杯で4度の優勝を誇るドイツが入ることとなった。スペインとドイツは、過去にW杯で2度対戦しており、1966年大会では、ドイツが2-1で勝利。そして1994年大会では、1-1の引き分けに終わっている。
過去25回の対戦ではスペインの8勝8分け9敗となっているが、2020年11月17日に行われた最後の対戦となっているUEFAネーションズリーグの対戦時には、スペインが6-0で圧勝している。
ドイツと同組になった後は、「第2ポッドからは、最悪な対戦相手が同じ組に来た。だが、これによりヨーロッパの国が同じ組に入ることはなくなった。そして、W杯優勝経験のある2カ国と対戦することになったのは、日本だった。W杯での対戦はなく、過去の対戦は1試合。2001年4月25日にコルドバで行われた試合で、ルバン・バラハのゴールで勝利した」と、報じている。
そして同じ組に最後に入る国が、コスタリカとニュージーランドの大陸間プレーオフの勝者に決まった。抽選会後には、「カタールW杯の抽選が終わり、キックオフ前には特別な注目を引くグループはなくなった。通常、見られる死のグループは存在しない。スペインの組がそうなる可能性はあったが、よりポテンシャルのある相手と対戦する可能性は、日本と大陸間プレーオフのチームが入ったことで、難易度が和らいだ。さらに12月18日の決勝までの道のりで、ドイツを避けるアドバンテージも得られた」と、決勝トーナメント進出を楽観視している。
なお、日本は12月1日のグループステージの第3節でスペインと対戦することになっており、決勝ラウンド進出を賭けた大一番になる可能性もある。
(FOOTBALL ZONE編集部)