「ダイナミズムがある」 日本代表の欧州組を対戦国スペインメディアが評価「いつ見ても楽しい」
ライバルのドイツに関しては「フリック監督が新鮮な空気を持ち込んだ」と分析
日本代表は現地時間4月1日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会で、スペインと同じE組に入った。有力紙「マルカ」では各チームの紹介を行い、日本について「ダイナミズムがあり、いつ見ても楽しい」と評した。
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FIFAランキングを基にしたポット分けで進められた抽選会では、第1ポットからスペイン、第2ポットからドイツの入ったE組に、第3ポット以降のどのチームが入るか注目された。そのなかで、第3ポットからE組のくじを引いたのは日本となり、第4ポットは北中米カリブ海のコスタリカとオセアニアのニュージーランドによる大陸間プレーオフの勝者が入ることになった。
対戦が決まったスペインの「マルカ」紙では、出場チームを紹介するなかで、日本についても評論している。
「日本はW杯の常連チーム。1998年のフランス大会以来、出場を逃しておらず、カタール大会では7大会連続で本大会に進出することになった。イレギュラーな始まりになった予選を、日本は森保監督を中心とした素晴らしいラストスパートで突破した。南野拓実、久保建英、冨安健洋、遠藤航、古橋亨梧はいずれも欧州サッカーの経験を持ち、それを代表チームに持ち込んでいる。日本はダイナミズムがあり、いつ見ても楽しい」
また、すでに決まっているもう1チームのドイツについては、「ハンジ・フリック監督が持ち込んだ新鮮な空気は、ロシア大会でのグループ敗退、欧州選手権(EURO)の16強敗退という史上最悪の2大会を終えたばかりのドイツサッカーにとって、素晴らしいニュースになっている。ジョシュア・キミッヒ、マヌエル・ノイアー、テア・シュテーゲン、イルカイ・ギュンドアンらの『クラシック』と、ニューカマーのミックスがW杯で上位に戻るというドイツの目標を達成するかもしれない」と、現状をレポートした。
世界的にはスペインとドイツの2強グループと見られることは確実だが、そのなかで「ダイナミズム」のあるサッカーがどこまで通用するか。記事では、欧州でプレーしている個々の選手たちにも注目しているだけに、グループ最終戦となるスペイン戦に決勝トーナメント進出の可能性を残して挑んでいきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)