「どこが相手でも目標は変わらない」 森保監督、スペイン&ドイツ同居の“死の組”入りもW杯ベスト8狙い
W杯優勝経験を持つスペイン、ドイツと戦うことに「楽しみ」と前向きにコメント
日本代表の森保一監督は、現地時間4月1日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会を終え、強豪スペインやドイツと同組に入ったことについて「どこが相手でも目標は変わらない。戦いが楽しみ」と語った。
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日本はW杯アジア最終予選をB組2位で通過し、FIFAランキングを基にポット分けされて実施された抽選会では第3ポットに入った。そして、日本が振り分けられたE組は、すでに第1ポットからスペイン、第2ポットからドイツが組み分けられていた厳しいポジションとなり、さらに第4ポットには北中米カリブ海のコスタリカと、オセアニアのニュー時ランドによる大陸間プレーオフの勝者が入ることになった。
この結果について森保監督は、「W杯に出てくるチームはどこも強豪と思っていたし、どこと当たるかとワクワクしていたが、優勝経験もあるスペインやドイツと同じ組になり、世界に挑む、世界に勝っていくという意味で、良いグループになった。ベスト8以上に我々は行きたいという目標を持っている。スペイン、ドイツ、ニュージーランドかコスタリカ。強豪ばかりだが、勝って決勝トーナメントに駒を進めるという部分では、どこが相手でも目標は変わらない。戦いが楽しみ」と話した。
森保監督は大会初戦での対戦になるドイツに関して、「監督が代わり、世界的に非常にクオリティーの高いバイエルン・ミュンヘンの選手を中心に、非常に強いチームだと思っている」とコメント。また、スペインについては「世界トップ・トップのリーグがあり、その中でルイス・エンリケ監督がスペインサッカーを表現するなか、非常にクオリティー高く、スペインサッカーを具現化する選手たちを率いて非常に質の高いチーム。楽しみです」と話した。
第3ポットの抽選が始まった時点で、最も注目されたE組を引き当てたことで、日本は世界中から熱視線を送られる瞬間を味わうことになった。2010年南アフリカ大会の覇者スペインと、14年ブラジル大会など4回の優勝経験を持つドイツに挟まれ、世界的には間違いなく「2強グループ」と呼ばれるなかで番狂わせを狙うことになった。
それでも、森保監督は「現在のところで言うとスペインやドイツは我々よりFIFAランキングが上で優勝経験もある。挑むというのは、勝つために戦うという点で変わらないが、これから分析を進め、相手を上に見るのではなく我々が戦えるということ、ストロングポイントを出して準備したい」と、あくまでも対等な立場を強調している。
これからの準備期間で、強豪に渡り合えるだけのチームを仕上げることができるのか、その手腕が本格的に問われることになった。
(FOOTBALL ZONE編集部)