冨安同僚や“今季最速男”、覚醒した未完の大器も 終盤戦突入のプレミアリーグBEST11を独自選出
リバプールからはサラーとジョッタを選出
<MF>
■デクラン・ライス(ウェストハム)
今季成績:28試合1得点
デイビッド・モイーズ監督の下で躍進するウェストハムの心臓。最終ラインの前で相手の攻撃の芽を摘む守備力と、相手陣内までボールを運ぶ推進力を兼ね備えたダイナミックなMFだ。国内のメガクラブへステップアップが噂されるが、ウェストハムとしては絶対に手放したくない選手だろう。MFトマシュ・ソーチェクと組む中盤の並びはプレミア随一のコンビだ。
■ルベン・ネベス(ウォルバーハンプトン)
今季成績:28試合4得点
ウォルバーハンプトンの中盤で舵取りを担う司令塔。ポルトガルの名門ポルト出身ながら、2017年に当時2部だったウルブスに移籍したことは大きな話題となった。プレミアリーグ昇格に貢献した25歳の最大の武器はやはりその正確なキック。第19節ワトフォード戦(4-0)では鮮やかなループシュートを決めてスタジアムに大歓声を巻き起こした。
■マルティン・ウーデゴール(アーセナル)
今季成績:26試合5得点
今季レアル・マドリードから完全移籍加入したレフティー。“未完の大器”だった男はプレミアリーグの水に馴染み、自慢のテクニックを存分に発揮できるようになった。DFとMFの間の狭いスペースを打開する力に長けており、6季ぶりのトップ4入りの目指すアーセナルの攻撃陣を牽引している。
<FW>
■モハメド・サラー(リバプール)
今季成績:27試合20得点
言うまでもなく現在プレミアリーグNo.1の点取り屋だろう。右サイドでスピードに乗せたら1対1で止められる選手はまずいないはずだ。リーグトップの20ゴールで自身3度目の得点王獲得に向けて突き進む。リバプール逆転優勝の行方もサラーの活躍が鍵を握ることになりそうだ。
■ディオゴ・ジョッタ(リバプール)
今季成績:26試合13得点
FWロベルト・フィルミーノが負傷でフル稼働できないなか、その穴を埋めているのがこの25歳だ。26試合の出場で、サラーに次ぐリーグ2位タイの13得点を決めている。身長178センチと決して大柄ではないがヘディングでの得点が多いのも特長の1つ。それも巧みなポジショニングの成せる業だろう。クロップ監督から「真のワールドクラス」と絶賛されるストライカーは終盤戦にも得点を決めてチームを勝利に導けるだろうか。
■ソン・フンミン(トッテナム)
今季成績:26試合13得点
チームは序盤に低迷したが、ソン・フンミンは今シーズンもコンスタントにゴールに絡んでいる。ここまで26試合で13得点6アシスト。1人でチーム総得点(47得点)の4割に関与している活躍は見逃せない。不調だった相棒のFWハリー・ケインも代表ウィーク前の直近7試合で7得点と調子を急激に上げており、コンビとしてのさらなる爆発にも期待が懸かる。
(FOOTBALL ZONE編集部)