復調のバルサ、CL王者チェルシーの主力3人獲得が浮上 “交渉中”と現地メディア報道
契約延長のオプション行使が報じられるアスピリクエタとリュディガーに触手
イングランド1部チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏がロシアのウクライナ侵攻を受けて資産凍結された。またクラブも経済活動の停止処分を受けており、選手と新たな契約を結べていない。複数の選手が今季限りで契約満了を迎えるなか、現UEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者の抱えるスター選手の獲得には、多くのクラブが関心を示している。
来季に向けターゲットにされている選手のうち、バルセロナはデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの獲得に動いていたと報じられていた。チェルシーの下部組織出身でもあるクリステンセンは、今シーズン限りでチェルシーとの契約が切れる1人。クリステンセンはイングランド国内のライバルクラブへの移籍ではなく、国外移籍を希望しており、バルサとの契約は合意間近だと報じられてきた。
さらに、英紙「デイリー・テレグラフ」によると、バルサはクリステンセン以外にも、チェルシーのキャプテンでもあるスペイン代表DFセサル・アスピリクエタ、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの獲得に向けて動き出しているという。ただし、今夏で契約満了を迎える予定だったアスピリクエタは、チェルシーが1年間の契約延長オプションを行使したとされているが、記事では「バルサは3年目のオプションが付く2年契約をアスピリクエタに提示することを望んでおり、リュディガーについても彼の兄弟でもある代理人と交渉を続けている」と報じている。
オーナーのアブラモビッチ氏が売却に動いているチェルシーだが、新オーナーの決定は4月末までかかる見込み。バルサとしては、新オーナー決定の前にリュディガーの獲得を決めたい意向があるようだ。
シャビ・エルナンデス監督の下、復調の兆しを見せているバルサ。CL制覇に貢献したチェルシー最終ラインの選手たちを獲得することで、その勢いを加速させることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)