浦和の新オランダ人FWシャルク、近々チーム合流へ 獲得でクラブ間合意、ロドリゲス監督「来週できれば」と見通し明言
スイス1部セルヴェットFCからオランダ人FWアレックス・シャルクを完全移籍で獲得
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は4月1日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行い、先日に獲得に向けクラブ間合意が発表されたオランダ人FWアレックス・シャルクについて「近々、合流できる。来週に合流できれば」という見通しを明らかにした。
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浦和は3月19日のジュビロ磐田戦に4-1で勝利した後に、インターナショナル・マッチウィークの中断期間に。ロドリゲス監督は「この時間を利用し、まずは自分たちのプレーを改善することと札幌対策。ビルドアップをさらに良くするのと、札幌は独特にマンツーマン気味にプレーする。その対策をしてきた」と、チーム内での確認に加えて2日の北海道コンサドーレ札幌戦に向けた準備を進めてきたと話している。
開幕から7試合で2勝1分4敗と苦しんだ一因に、前線に負傷者が多く出たこともあり決定力を欠いた点がある。そうしたなか、浦和は3月25日にスイス1部セルヴェットFCからシャルクを完全移籍で獲得することに合意したと発表。世代別オランダ代表でプレーした経験も持つ29歳について、ロドリゲス監督は合流への期待を語っている。
「彼はプレスの能力もあるし、柔軟にサイドでも前線でもプレーできる。勝者のメンタリティーを持ち、常に勝利を求めると聞いている。得点力もある。このように選手が増えるとローテーションしやすい。昨年はキャスパー(・ユンカー)と明本(考浩)が同時に怪我をして前が足りなくなったこともあった。選手が多くなれば怪我人が出た時のこともあるし、層の厚さにもなる。彼は近々、合流できる。来週に合流できれば。ただ、連戦に入るのであまり練習ができない時期。どのように順応させるのかも考えたい」
浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するため、2日の札幌戦から3連戦を消化した後、4月15日から30日までの16日間はタイでグループステージ6試合を行うことになる。浦和はFWキャスパー・ユンカー、MFダヴィド・モーベルグ、DFアレクサンダー・ショルツとアジア枠以外の外国人枠3人としてプレーできる選手がすでに所属。クラブスタッフによると、書類上シャルクの登録は間に合うタイミングだが、実際にどうするかは未定ということだった。
この中断期間中に行われた作新学院大学とのトレーニングマッチで、負傷から戻った新加入のMF松尾佑介が5得点してロドリゲス監督も「どの試合でも5得点するのは簡単ではない。彼がプレーする可能性はある」と話すなど、選手層は復活してきている。
指揮官はチーム内競争について「良い頭痛を感じたい」とも話すが、オランダからやってくる新たなアタッカーが間もなく浦和に合流する。スタートダッシュには失敗したものの、巻き返しを図るための陣容は着実に揃ってきていると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)