森保J、カタールW杯「死の組」シミュレーション ベスト8入り困難の“最悪シナリオ”は?

日本代表にとって最悪な組み合わせとは【写真:(C) JFA】
日本代表にとって最悪な組み合わせとは【写真:(C) JFA】

最新のFIFAランキング&対戦成績(未勝利国)を基に組み分けを占う

 11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)の出場国29チーム(全32チーム)が決まり、現地時間4月1日にはグループリーグの組み合わせ抽選会が行われる。日本は第3ポットが確定したなか、果たしてどの国と同居するのか。ここでは、3月31日に発表された最新のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングと過去の対戦成績(未勝利国)を基に、強豪国が集うグループ突破困難な「死の組」をシミュレーションする。

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 W杯の組み合わせ抽選会は、カタールのドーハで現地時間1日に実施。プレーオフの結果によって決まる残り3枠を除く29チームが、最新のFIFAランキングに基づいて第1~4ポットの順に振り分けられ、8つのグループ分けをする。開催国のカタールは上位7チームと同じ第1ポット入りが決定、抽選会までに確定しなかった3か国は、FIFAランキングに関係なく第4ポットに分類される。

 このルールに基づくと、各ポットの内訳は以下が想定される。

※カッコ内は最新のFIFAランク

■第1ポット
カタール(開催国/51)、ブラジル(1)、ベルギー(2)、フランス(3)、アルゼンチン(4)、イングランド(5)、スペイン(7)、ポルトガル(8)

■第2ポット
メキシコ(9)、オランダ(10)、デンマーク(11)、ドイツ(12)、ウルグアイ(13)、スイス(14)、アメリカ(15)、クロアチア(16)

■第3ポット
セネガル(20)、イラン(21)、日本(23)、モロッコ(24)、セルビア(25)、ポーランド(26)、韓国(29)、チュニジア(35)

■第4ポット
カメルーン(37)、カナダ(38)、エクアドル(46)、サウジアラビア(49)、ガーナ(60)

※6月に実施予定のW杯アジアプレーオフ、大陸間プレーオフにより決定
【1枠】ウェールズ(18)or スコットランド(39)or ウクライナ(27)
【2枠】ペルー(22)or UAE(68)or オーストラリア(40)
【3枠】コスタリカ(31)or ニュージーランド(101)

 グループ内には13チーム出場のUEFA(欧州連盟)加盟国を除き、同じ大陸連盟の国が同グループにならないように調整されるなか、第1、2ポットは強豪揃いで、日本にとってはグループ突破困難な“最悪なシナリオ”も十分想定される。最新のFIFAランクならびに、過去の対戦成績で未勝利となっているデータを踏まえると、第1ポットで避けたいのはブラジルか。

 最新のFIFAランクでトップに返り咲いた“王国”とは、国際Aマッチで過去12回対戦し、0勝2分10敗。W杯では2006年のドイツ大会で同組となっており、グループ3戦目での対戦時にはFW玉田圭司のゴールで先制も、その後4失点を喫して敗退に追い込まれた苦い記憶も刻まれている。

 さらに、第2ポットでオランダが入ってくるとより厳しい。過去3試合の対戦成績は0勝1分2敗。10年の南アフリカ大会で同組となった際は、グループ2戦目で対戦し、MFヴェスレイ・スナイデルの一撃で0-1と敗れている。そして第4ポットに関しては、UEFA加盟国がさらに同居する可能性も出てくる。

 日本にとって追い打ちとなるのは、FIFAランク18位のウェールズがプレーオフを勝ち上がり同居するシナリオか。過去に1度の対戦では敗れており、FWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)の一発があるチームとの対戦は、出来れば避けたいところだろう。

 もちろん、この3チーム(ブラジル、オランダ、ウェールズ)以外でも、グループ突破困難な組分けのシナリオは複数考えられる。W杯本大会でベスト8入りを目標に掲げる森保ジャパンは、果たしてどの国と相まみえることになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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