アーセナルのアルテタ監督、退任&ビッグクラブ行き? 元英代表DFが指摘「次の仕事に移る時と言うかも」
マンC、リバプール、チェルシーのトップ3との競争力不足に言及
イングランド1部アーセナルは、現在プレミアリーグで4位につけており、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できる可能性がある。スペイン人監督はその手腕を評価されているが、現在、解説者を務める元イングランド代表DFガリー・ネビル氏は、アルテタ監督がアーセナルを離れる可能性を指摘した。英紙「メトロ」が報じている。
今シーズン開幕直後に3連敗を喫したアーセナルは最下位に転落。しかしその後、チームは復調して勝ち点を重ねて、現在は来季のCL出場権を獲得できる4位にまで順位を上げている。
開幕直後は、若手を多く起用したアルテタ監督の采配に批判が集まったが、結果が出始めると、その評価は一転している。ネビル氏はアルテタ監督が、より高い目標を達成できるクラブへ移ることを考えるのではないかと指摘した。
「私は、ミケル・アルテタが大好きだ。彼は素晴らしい監督だと思う。若手を数多く抱えている点でも、チームは素晴らしいと思う。興味深いのは、クラブのサイクルのなかで、野心を下げなければならず、失敗の期間を過ごすと、トップ4でシーズンを終えることで、とても幸せに感じてしまう」
「仮に今シーズン、アーセナルが4位に入ることができれば、シーズンは長いので、その可能性は五分五分だが、4位以内で終えられたら、それがクラブの得られる最高の結果だと思う。ペップ(の率いるシティ)、クロップ(の率いるリバプール)、マンU、チェルシーがいて、アーセナルはどこまで行ける?彼らと競うことはできない。4位になったら、彼は『よし、ここでできることはすべてやった。ここを離れ、次の仕事に移る時だ』と言うかもしれない」
2019年にアーセナルと3年半契約を結んだアルテタ監督。アーセナルは23年夏までの契約となっている39歳の監督に、新たな3年契約をオファーすると報じられているが、ネビル氏の想像どおりに、アーセナルでのキャリアは短期的なものとなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)