日本代表、ベトナム戦で露呈した“火力不足”を海外指摘 「森保監督が欧州でプレーする選手たちをもっと使うことが不可欠」
グループ2位で最終予選通過も、攻撃力不足は否めず
森保一監督率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選をグループ2位(7勝1分2敗)で終え、7大会連続の本大会出場を勝ち取った。しかし、3月29日の最終節ベトナム戦では、格下と目された相手に大幅なメンバー変更で挑むもまさかの1-1ドロー。海外メディアは、日本の攻撃力不足解消と新戦力の台頭を課題に挙げている。
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森保ジャパンは、最終予選初戦のオマーン戦(0-1)で敗れ、昨年10月に行われた敵地での第3節サウジアラビア戦(0-1)も落とすなど、3試合で2敗と崖っぷちに立たされた。しかし、同10月の第4節オーストラリア戦(2-1)で4-3-3-システムへ変更すると、チームはそこから6連勝。3月24日の第9節オーストラリア戦を2-0で制し、W杯出場を決めた。
米スポーツ専門局「ESPN」は、韓国、イラン、日本、サウジアラビアが本大会出場を決めたことを紹介しつつ、日本の今後の課題について指摘している。
「ワールドカップに7大会連続で出場し、本大会でグループリーグを突破することは日本にとって最低限の期待だろう。ただ、予選を通して、(攻撃の)火力不足という懸念がある。大迫勇也は欧州から神戸に戻ったあとも、日本の攻撃においてメインオプションであり続け、多くのことをもたらしている。しかし、(世界の)トップレベルのチーム相手には脅威が制限されるのではないかとも思われている。
日本がより多くの選択肢を持つためには、南野拓実のような多彩なアタッカーが必要で、森保監督が古橋亨梧や前田大然のように欧州でプレーする選手たちをもっと使い始めることが不可欠だ」
オーストラリア戦からスタメン9人を変更したベトナム戦では、シュート23本を放つもDF吉田麻也の1ゴールのみ。FW上田綺世やMF久保建英は結果を残せず、MF伊東純也頼みの現状を露呈していた。それだけに、森保監督が今後の約8か月で、どれだけ選手を試すかも1つのキーポイントになりそうだ。
また、記事では、韓国についても「プランAとしてソン・フンミンを入れることは問題ではないが、(ソン・フンミン不在の)プランBが不足している可能性がある」として、エースのソン・フンミンに次ぐ存在を確保する必要性を説いていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)